カミラ・カベロがソロ初来日。フロントロウ編集部のインタビューに応え、ソロデビュー作としては史上最高記録となる世界100ヵ国のiTunesで1位になったアルバム『カミラ』から、恋についてまで、赤裸々に語ってくれた。

ーーこのアルバムは自分の過去の経験を正直に描いた曲ばかりですが、アルバムの制作を通して、古い自分を脱ぎ捨てる・ひと皮むけるという感覚はありましたか?

うん、それは間違いなくあった。自分が経験したある瞬間を、そのまま曲として描けた時って、言葉では言い表せないほど素晴らしい気分になれるの。人生最高の気持ちのひとつと言える。

ーーひと皮むけるという意味では、どの曲がもっともそれに当てはまりましたか?

「ネヴァー・ビー・ザ・セイム」かな。自分が作れた、最高の曲のひとつだからという意味で。この曲はある経験がもとになってるんだけど、時間が経って新しい人に会っても、この曲の思いと共感できるの。多分これからどんな恋をしても、毎回、この曲と同じ気持ちになると思う。私にとってこの曲は、ずっと色あせない曲なの。

ーーまだ世間に明かす気持ちになれないという理由で、アルバムに収録されなかった曲はありますか?

明かす気持ちになれないというわけじゃないけど、リリースしたら後で後悔すると思ったから出さなかった曲はいくつかあったかな。

ーー約1年半前に来日した時の感情にもっとも当てはまる曲はどれでしょう?

ほとんどの曲が(日本を訪れた)後の経験をもとにしているから、あの当時の気持ちを曲にしたものはないかな。ただ、選ぶとしたら、「イントゥ・イット」ね。私は日本に、イントゥ・イット(=夢中)だから!

ーー日本の滞在記を動画にまとめてインスタグラムに載せていましたが、その時にアルバム収録曲のひとつである「ネヴァー・ビー・ザ・セイム」を音源に選んだ特別な理由はありますか?

「ネヴァー・ビー・ザ・セイム(=もう元には戻れない)」という気持ちって、色々なシチュエーションに当てはまると思うの。今回のように、日本を訪れるのもそう。自分を変えてくれるような体験だから。

ネヴァー・ビー・ザ・セイム

camilaさん(@camila_cabello)がシェアした投稿 -

ーーアルバムの大ヒットを祝して、自分に何かご褒美は与えましたか?

もちろん!でも高い物を買ったとかじゃないよ。毎日を素直に楽しむことで、自分で自分を褒めてあげている。アルバムが出た日はとても嬉しくて空を飛ぶように歩いていたけど、その日を素直に楽しむって心に決めていたの。今もそう。自分に起きている幸せを素直に楽しむよう自分に言い聞かせている。私たち人間って、自分に幸運なことが起きているのにそれをその時に楽しめないことがあるでしょ?時には、自己愛を持って自分で自分を褒めてあげることって大事だと思う。

ーーグラミー賞授賞式では、パフォーマンスとスピーチという大役を見事にこなしていましたね。

あの日は、ステージに立つ前に緊張して不安になる瞬間が何度かあった。私、人前で話すのが得意なタイプではないから。でもそのたびに、社会で起きている色々ことを考えたの。そうすると怒りがこみあげてきて、それが原動力に変わった。今回は「自分は主役じゃない」という姿勢だったしね。パフォーマンスはケシャや彼女と同じような経験をしてきた女性を応援するためのものだったし、スピーチも「グラミー賞での自分のスピーチ」ではなく「アメリカの授賞式で滅多に話題にあがらないことを話す機会」としてとらえていた。自分が情熱を注ぐとても大切なメッセージだから、話す機会を得られたことに感謝している。

画像: グラミー賞でシンディ・ローパーらと一緒にステージに上がり、性的被害を訴えたケシャのパフォーマンスをサポート。

グラミー賞でシンディ・ローパーらと一緒にステージに上がり、性的被害を訴えたケシャのパフォーマンスをサポート。

カミラ・カベロ、グラミー賞授賞式でのスピーチ
「私たちは、この国が夢見る人々によって、アメリカンドリームを夢見る人たちのために築かれてきたと思います。今夜こうして私がステージに立てているのは、そのドリーマーズと同じように私の両親が夢だけをポケットに詰め込んでこの国へ渡ってきたからです。何倍も努力し、絶対に諦めないことを両親は私に教えてくれました。そんな両親の旅路を私も歩んでいます。東ハバナ生まれのキューバ・メキシコ系移民として誇りを持ち、ニューヨークのグラミー・ステージで皆様の前に今こうして立っています。ありがとうございます。そしてその夢と同じように大切な、この子供たちの存在を決して忘れず戦っていきましょう」

ーーこれをしていると幸せ、というものはなんでしょうか?

映画を観るのが大好き。あと、今年は「もっとやる」が抱負だから、キャリアやアーティストとしての成長よりも、楽しいからという理由で色々なことに挑戦してみたいの。誰かと遊びに行くとか、ひとりで散歩に行くとか、自分が楽しいと思うことをやると幸せになれるでしょ?あとは、自分の考えや気持ちを書き留めるのも良いよ。私はよくスマホのメモ機能に書き込んでる。

ーー家族、友達、恋人。それぞれに何を求めますか?

家族は3つのうち最も大事な存在。無条件で私を愛してくれる存在で、私がどんな失敗をしても関係なしにつねに支えて応援してくれる。友達は信頼できることと、自分が自分らしくいられる存在であることが大事。友達は自分で選ぶ家族のような存在だからね。恋人は…、魔法のような存在(笑)!

ーー惚れっぽいタイプですか?

うん(笑)。恋心を抱くのと本気で恋に落ちるのって別だよね。私は、今までたくさんの恋心を抱いてきた。そして恋に落ちやすくもあると思う。だって、恋って魔法のように素晴らしいから!

 この後、自身初の日本語サインにも挑戦したカミラ。フロントロウ編集部がお手本として用意した「カミラ」と書かれた紙を前にすると、嬉しそうにスマホで動画を撮り、「これ、わたし~~!」と言いながらスナップチャットに動画を公開していた。

 カミラが日本語サインに挑戦している様子と、記事の初めでカミラが持っている直筆の日本語サインのプレゼントは、近日中にフロントロウの公式ツイッター(https://twitter.com/frontrowjp)で公表されるので、フォローするのを忘れないで。

カミラ・カベロ、Camila Cabello、性格

カミラ・カベロ|Camila Cabello
ソロ・デビュー・アルバム
『カミラ|CAMILA』
<国内盤CD>
発売中
SICP-5611
●期間限定スペシャル・プライス2,000円+税
●ボーナス・トラック収録予定
●初回のみ特典封入予定
<配信/輸入盤CD>
発売中
iTunes購入リンク:https://itunes.apple.com/jp/album/id1321216767?at=10lpgB&ct=886446870298_al&app=itunes
*iTunes、iTunes Storeは、Apple Inc.の商標です。

※こちらの記事はカミラの発言訳に誤解を生む表現があったため修正を加えました。

This article is a sponsored article by
''.