慢性の腎臓病で長年治療に励んでいたロバートという男性。彼はフルタイムで働きながら5人の子供を育てたシングルファザー。そんなロバートが、子供たちと共にフロリダにあるディズニーワールドを訪れた。
そこでロバートはあるTシャツを着用した。それは「腎臓を必要としています」と書かれたTシャツ。
そしてそのTシャツには、ロバートのO型プラスという血液型と電話番号も一緒に描かれていた。
これを見たロコというある女性は、ロバートに近づき、彼の許可のもとFacebookにこの写真を掲載。すると瞬く間に9万人以上に拡散された。
その後多くの人たちから連絡が来たとロバートはPeople誌で明かしており、いい人たちが連絡をしてくれて感激していると語った。
そしてその中から自分の腎臓とぴったり合うドナーを探し、今年1月にニューヨークの病院で無事手術を終え、2人とも数日後に退院。
この一件で注目されたロバートは、ワシントンポストのインタビューで腎臓移植を待っている人たちに「希望を捨てないで、あなたの番はやって来るから」と語り、「私は人々がドナーについて考えてくれればうれしいです。みんな2つの腎臓を持っていて、あなたもスペアを持っています。そのスペアを共有してください」と、腎臓移植のことを知らない多くの人たちへ向け語った。