クリスマス直前のビックサプライズ
昨年12月、米航空会社でパイロットとして働くジョン・エマーソンという男性が、恋人でキャビンアテンダントのローレン・ギブスと交際記念日に同じ便に仕事で乗り合わせたことをきっかけに、彼女にプロポーズをする決心をした。
これまでも同じ便になったことが何度かあったものの、記念日にシフトがかぶるのはこれが初めてだったという2人。
記念日当日、彼のプロポーズ大作戦は離陸前の機内アナウンス終了と同時にスタートした。
客席の目の前にある乗務員用のマイクを使い、離陸前の最終アナウンスを普段通り終えたジョンは、突然、「今日は僕にとって特別な日なんだ」と言うと自分のところにローレンを呼び寄せた。
「今日は僕とローレンの記念日なんだ。(中略) だからこそ、僕の望む将来についてみんなに知ってもらいたい。僕は残りの人生を彼女とともに過ごしたいんだ」
乗客たちが見守るなかこう語ったジョンは、ズボンのポケットに隠していた結婚指輪を取り出すと、ひさまずいて「僕と結婚してください」とプロポーズ。
ローレンにとってジョンからのプロポーズはまさに不意打ちだったが、返事はもちろん「イエス」。ジョンが操縦する人生という名の飛行機に搭乗することを決めた彼女に、その場に居合わせた乗員と乗客たちから祝福の大歓声と拍手が巻き起こった。
人生で最高の「イエス」
その後、大勢の人の前で公開プロポーズを受けたローレンは、興奮冷めやらぬうちに幸せないっぱいな胸の内をFacebookに投稿。
「昨日機内にいる乗客の前で、人生で最高の『イエス』を大親友に言ったわ。いまだに夢の中にいる気分で、ジョンと残りの人生を過ごせることがどれだけ幸せかうまく説明できないの。(中略)でもがっかりさせて申し訳ないけど、結婚式は機内ではやらないわよ」
ちなみに、この時ローレンの投稿に使われていたハッシュタグ「#laurenlandedemerson(ローレンはエマーソンのもとに着陸)」は瞬く間に拡散され、彼女は世界一幸せなキャビンアテンダントとして時の人となった。