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カニエ・ウェストが神に!謎の像がLAに出現、制作者が込めた思いとは

2017-3-3- 6:00

カニエ・ウェスト プラスチック・ジーザス 偽りのアイドル ハリウッド ロサンゼルス Kanye West False Idol Prastic Jesus Statue Hollywood LA

Photo:スプラッシュ/アフロ

【フロントロウ編集部】

 2月25日、ハリウッドに、黄金に輝くカニエ・ウェストの等身大像が突如現れた。この「カニエ像」は、LAを拠点に活動するストリート・アーティストのプラスチック・ジーザスが、同じくアーティストであるジョシュア・「ジンジャー」・モンローと共同で制作した作品だという。

 一体、何のためにこの像は作られたのか?

 

「俺は神」だと歌ったカニエ・ウェスト

 「偽のアイドル(False Idol)」と名付けられたこの像。モチーフとなったのは、グラミー賞を受賞した人気ラッパーのカニエ・ウェスト。

 カニエは2013年に発売したアルバムに自分のニックネームである「イージー」と、「ジーザズ」をかけた造語である『イーザス』というタイトルをつけており、さらにそのアルバムの中には「アイ・アム・ア・ゴッド(俺は神だ)」という曲も収録されている。

 また、2006年には米Rolling Stone誌に「いばらの冠」を頭にかぶり、血を流したかのような、まるで「イエス・キリスト」のようないでたちで登場したこともある。

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Rolling Stone誌の表紙を飾ったカニエ。

 そんなカニエを、そのまま神の像にしたのが、今回の「カニエ像」。

 この像、米Rolling Stone誌の彼をモチーフにしたのか、頭にはいばらの冠をのせている。また、腕を十字に開き、腰に白い布を巻いた姿は「イエス」のよう。大ぶりのネックレスで首元を飾り、カニエがデザインしたアディダスのスニーカーを履いているところや、ムキムキの筋肉や表情は、カニエそっくりに作られている。

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カニエ・ウェストの等身大像。

 

制作者の意図するものとは?

 制作者の1人であるプラスチック・ジーザスは、「一見すると『偽のアイドル』というタイトルはカニエに対するものに思える。でも、本当は俺たちの社会を反映させたものなんだ」と、米メディアサイトCLAVE ONLINEにコメント。

 そして、「カニエは天才だ。彼の作曲や制作活動はここ20年ものあいだ、違うレベルにある。でも、(アメリカの)文化や社会が、彼を、触る物をすべて金色に変えてしまうような、この神に似た姿をした像に仕立て上げたんだ。俺たちは(カニエに)ある種の期待をする。それで、彼のようなアーティストがその期待に応えられなくなるまで、俺たちはアーティストのことをはりつけにし続けるんだ」と、制作意図を説明した。

カニエ・ウェスト ラッパー Kanye West Rapper Yeezus

カニエ・ウェスト。

 

 セレブやアーティストに過度な期待をして、「偽のアイドル」像を作り上げることが、逆にアーティストたちを苦しめているのではないか、というのがプラスチック・ジーザスの思いのよう。

 そんな思いが込められたカニエの像は、その後27日にアートギャラリー「ウォール・スペース・LA」前に移動されており、現在も道行く人々にメッセージを訴えかけている。

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