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ブラッド・ピットを悩ませる「虐待」という言葉のひとり歩き

2016-9-30- 15:42

 アンジェリーナ・ジョリーとの離婚協議中にあるブラッド・ピットが児童虐待の容疑でロサンゼルス郡児童家庭福祉局またはFBIの捜査を受けているという騒動。

 ブラッドは9月14日にフランス発LA行きのプライベートジェットの中でアンジェリーナと口論になり、割って入った長男マドックス君に怒鳴り散らし何かしらの身体的な接触があったとされていて、匿名の通報を経て捜査を受けている。

カンボジアから養子に迎え入れられたマドックス君は現在15歳。兄弟の中でも最も母思いとして知られる。

カンボジアから養子に迎え入れられたマドックス君は現在15歳。兄弟の中で最も母思いとして知られる。

「児童虐待」という言葉が持つ広い意味

 アメリカでは「児童虐待(child abuse)」という言葉は広い意味で使われ、厳しく捜査・処罰される。例えば、子供を夜間に1人で留守番させた、スーパーで子供を叱った時に腕をつかんだなどの行為も、通報されれば虐待として捜査を受ける。

 ブラッドの場合、捜査名目が「児童虐待」であると聞いた一部メディアで「殴った」「暴力をふるった」という言葉が使われているが、ブラッドとマドックス君の身体的な接触は「触れた」程度だとされていて、FBIがブラッドを起訴する可能性は限りなく低い。

マドックス君はアンジェリーナがブラッドと出会う前に引き取った子供で、ブラッドはマドックス君が4歳の時に正式に養子縁組して父となった。

マドックス君はアンジェリーナがブラッドと出会う前に引き取った子供で、ブラッドはマドックス君が4歳の時に正式に養子縁組して父となった。

 もちろんケガがないから虐待ではないとは言えず、言葉の暴力だって暴力の一種である。そして捜査名目が「child abuse(児童虐待)」であるためその言葉が世界中で使われているのも仕方ないことだが、この言葉が持つ広い意味合いを理解して報じなくては、本来の状況から遠く離れたイメージを世間に植え付けてしまうのではないだろうか。

Text: フロントロウ編集部(FRONTROW)/Sonia Kim Photo: アフロ

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