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「俺たちが向かう先は忘却だ」――ラム・オブ・ゴッド、新作『イントゥ・オブリヴィオン』に刻んだ怒りと危機感

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BY FRONTROW Press
「俺たちが向かう先は忘却だ」――ラム・オブ・ゴッド、新作『イントゥ・オブリヴィオン』に刻んだ怒りと危機感

USメタル・シーンを代表する存在、ラム・オブ・ゴッドが帰ってきた。2022年に発表した『オーメンズ』以来となるニュー・アルバム『イントゥ・オブリヴィオン』を、3月13日にリリースすることを正式に発表した。長年シーンの最前線を走り続けてきた彼らの新作というだけで、メタル・ファンにとっては無視できないニュースである。

あわせて公開されたのが、アルバムのタイトル曲「イントゥ・オブリヴィオン」だ。先行シングルとして配信がスタートし、トム・フリンとマイク・ワッツが監督を務めたミュージック・ビデオも解禁された。楽曲は、これまでのラム・オブ・ゴッド像を裏切らない攻撃性と容赦のなさを備えつつ、内面をえぐるような心理的テーマを色濃くまとっている。暴力的なリフと緊張感に満ちた展開は、彼らが今なお進化を止めていないことを雄弁に物語る。

ギタリストのマーク・モートンは、本作について「トレンドや期待に追いつかなければならないという感覚から解放されること」を意味すると語る。「自分たちがクールだと思う音楽を作る」という原点に立ち返る姿勢は、キャリアを重ねたバンドだからこそ放てる強度を持っている。

一方、ヴォーカリストのランディ・ブライは、アルバム・タイトルに込めた意味をより直接的に明かす。「俺たちが向かっている先がそこだからさ」と語る彼の言葉は挑発的でありながら、同時に現実を突きつけるものだ。社会契約が急速に崩壊していく現代、特にアメリカ社会に対する強烈な危機感が、本作全体のリリックを貫いている。

プロデュースとミキシングを手がけたのは、長年のパートナーであるジョシュ・ウィルバー。ドラムはバージニア州リッチモンド、ギターとベースはモートンのホームスタジオ、ヴォーカルはパンクの歴史が刻まれたトータル・アクセス・スタジオで録音された。バンドのルーツと現在地が交差する場所で生み出された『イントゥ・オブリヴィオン』は、ラム・オブ・ゴッドという存在そのものを改めて定義する作品となりそうだ。

「パラソーシャル・クライスト」のミュージック・ビデオはこちら

「セプシス」のミュージック・ビデオはこちら

【アルバム情報】  

https://sonymusicjapan.lnk.to/LambofGod_IntoOblivion

ラム・オブ・ゴッド『イントゥ・オブリヴィオン』

3月13日発売

SICP-6767

\2,860(税込)

解説・歌詞・対訳付

【収録曲】

1. イントゥ・オブリヴィオン

2. パラソーシャル・クライスト

3. セプシス

4. ザ・キリング・フロア

5. エル・ヴァシオ

6. セント・キャサリンズ・ホイール

7. ブラント・フォース・ブルース

8. ブリー

9. ア・サウザンド・イヤーズ

10. デヴァイズ/デストロイ

11. ワイアー*

12. チルドレン・オブ・ザ・グレイヴ**

*ボーナス・トラック

**日本盤のみ、ボーナス・トラック

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