約27キロ増量したライアン・ゴズリングを降板…ピーター・ジャクソン監督が“失敗”認める


映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで知られるピーター・ジャクソン監督が、かつてライアン・ゴズリングを降板させた経緯について、自らの“キャスティングミス”だったと認める発言を行ない、注目を集めている。(フロントロウ編集部)
27キロ増量した俳優をなぜ降板させたのか
米Varietyによると、監督は仏時間5月13日に開催されたカンヌ国際映画祭で、2009年公開の映画『ラブリーボーン』におけるライアンの降板騒動について言及。ライアンは当初、シアーシャ・ローナン演じる主人公の父親役としてキャスティングされていたが、役作りのために監督の了承なしで約60ポンド(約27キロ)の増量を行なったことで、制作側との方向性にズレが生じた。最終的にライアンはキャストから外れ、マーク・ウォールバーグが代役を務めた。
この件についてライアンは2010年、米The Hollywood Reporterに対し、「僕たちは、そのキャラクターの外見について違う考えを持っていた。僕は210ポンド(約95キロ)くらいあるべきだと本気で思っていた」と説明。また、「プリプロダクション中にあまり話し合いをしなかったのが問題だった」と振り返っていた。さらに、「僕は現場に行って、自分が間違っていたことに気づいた」と語っていた。
「自分たちが悪かった」——監督が語った“キャスティングの責任”
今回のカンヌで、ジャクソン監督は、個別の事情についての明言は「プライベートなことである上に、俳優に問題があるわけではない」という理由で避けたものの、キャスティングをし直す場合は必ず「キャスティングした側の責任」であると強調。「俳優を降板させるときは、実際には私たちのキャスティングが間違っているのです。その人を選んだ私たちが悪い」と語った。
また、俳優としてのライアンについてもこのようにコメントしている。「ライアンは、皆が知るように素晴らしい俳優。映画というのは、スクリーン上だけでなく舞台裏も含めた“化学反応”なんです。俳優が観客に何を伝えるか、キャストや物語、キャラクターとの噛み合いなど、すべてが複雑に絡み合っている」と説明。「映画を準備する段階では、その“噛み合い”を正しくしようと努力するが、ときには私たち自身が間違えることもある」と率直に語った。
名誉パルムドール受賞後のカンヌで語られた”過去の失敗談”
この告白は、ピーター・ジャクソン監督がカンヌ映画祭で名誉パルムドールを授与された直後に飛び出したもの。世界最高峰の映画祭で栄誉を受けた直後に、自らの判断ミスについて率直に語った姿勢も注目を集めている。












