坊主頭で映画タダ!?エマ・ストーン主演新作の異例プロモイベントに本人コメント


公開を控えた映画『Bugonia(原題)』の先行上映イベントがロサンゼルスで開催され、観客は頭を剃ることで無料で参加できるという異例の条件が話題を呼んだ。主演のエマ・ストーンも実際に坊主頭で役に挑んでおり、作品の世界観と見事に連動したプロモーションとなった。(フロントロウ編集部)
エマ・ストーンが坊主頭で挑んだ映画の先行上映会に参加するには坊主頭が条件
先日、エマ・ストーン主演映画『Bugonia(原題)』が異例のイベントをロサンゼルスで開催し、注目を浴びている。そのイベントとは、映画館で開催された先行上映会で、なんと入場料は無料。ただし条件として「頭を完全に剃ること」、または「すでに坊主頭であること」が求められたという。
坊主頭でない人は、当日理髪師にその場で剃ってもらうことも可能。およそ100名の観客が映画館に集まり、うち25名ほどがその場で髪を剃ってもらったと米New York Postが伝えている。また、入場は先着順であったため、午後8時からの上映に対して、午後2時ごろから並び始めた人もいたとんだとか。対象は18歳以上に限定されていた。
このプロモーションは、主演のエマ・ストーンが劇中で実際に頭を剃ったことにちなんでいる。彼女が演じるのは製薬会社の女性CEOで、陰謀論に取り憑かれた2人の男性に誘拐され、「地球を破壊しようとする宇宙人」だと信じ込まれた末に髪を剃られてしまうという役どころだ。
エマ・ストーンとヨルゴス監督が坊主上映会にコメント
映画『Bugonia』は、ヨルゴス・ランティモス監督による新作で、2003年に公開された韓国映画『地球を守れ!』の英語リメイク版。
ヨルゴス監督とエマは、これまでに『女王陛下のお気に入り』や『哀れなるものたち』などでコンビを組んできたことで知られる。今回の作品でも、エマの大胆な役作りが注目を集めており、彼女の実際の坊主姿が話題となっている。
この先行上映イベントが話題になったことについて、ニューヨークで開催されたプレミアにてエマがコメント。
「きっと、もともと頭を剃りたかった人たちが、『家で剃るか、ついでに映画を観るか』って考えたんですよね? 楽しいイベントですよ。元々頭を剃る予定だった人にとってはとてもいい時間だったと思います」
また、ヨルゴス監督も、「こんなに人が集まるとは思ってませんでした」と語りつつ、「見ていて楽しかった」とも米The Hollywood Reporterにコメントしている。
映画『Bugonia』は北米で10月24日から公開される。日本公開は未定。