「東京コミコン2025」史上最多のセレブが来日!『ハリー・ポッター』世界に没入できるAudible体験ブース&多彩な展示をレポート


国内最大級のアメコミ&映画&ポップカルチャーの祭典「東京コミコン2025」が、12月5日(金)から7日(日)まで幕張メッセで開催された。東京での開催が9回目となった今年は史上最多となるセレブが来日し、初日から会場は歓声と熱気に包まれた。豪華すぎるオープニングセレモニーの様子と、Audibleによる『ハリー・ポッター』の没入体験ブースなど会場の様子をレポート。(フロントロウ編集部)
Audible『ハリー・ポッター』体験ブース“耳から入る魔法の世界”

最初に訪れたのは、『ハリー・ポッター』の世界に没入できる体験型アクティビティが用意されたブース。こちらは世界最大級のオーディオブックおよび音声コンテンツ制作・配信サービスのAmazonオーディブル(Audible)による出展。Audible版『ハリー・ポッターシリーズ全7巻』のカバーアートの中に入り込んだような写真が撮影できるフォトブースには、多くの来場者が列をつくり開場直後から高い注目を集めていた。

次に体験したのは、帽子をかぶると『ハリー・ポッター』の名シーンが聴こえてくるというリスニング企画。帽子内部に内蔵されたスピーカーから音声が流れる仕掛けなのだが、その完成度は想像以上で、思わず「これ、非売品ですよね?」とスタッフの方に尋ねてしまったほどのクオリティ。


ブース内にはそのほかにも、SNSフォローで参加できるカプセルトイ企画や、Audibleの人気作品をじっくり試聴できるリスニングコーナーも設置。会場を歩き回って疲れた参加者が足を止め、ひと息つける“癒やしスポット”として、ファンの間で親しまれている定番ブースのひとつとなっている。

Audibleのカントリーマネージャーを務める逢阪志麻氏によると、聴き放題サービス開始以降、20〜30代の若い世代にも利用が広がっているという。「好きそうな作品を少しずつ試しながら、新しい世界に触れていく楽しみ方が今のユーザーにフィットしているのだと思います」とコメント。逢阪氏は、ポッドキャストをはじめとする多彩なジャンルの作品がそろっている点も、自分のライフスタイルに合わせて“聴くコンテンツ”を探したいユーザーのニーズとマッチしている理由のひとつだと語る。
また、現在の人気作として名前が挙がったのは、映画化もされた超話題作『国宝』。尾上菊之助氏による朗読は「リアリティがすごい」と高く評価されているという。さらに、湊かなえ著のAudibleのために書き下ろされたオーディオファースト作品『暁星(あけぼし)』など、オリジナル作品の制作にも力を入れており、「作家と一緒に“聴く小説”ならではの表現を追求していきたい」と語った。
コミコンに訪れたファンに向けては、声優や俳優を起用したライトノベル作品などにも触れつつ、「ハリー・ポッターは多くの人に愛されている作品。ぜひブースで世界観を体験してほしい」とメッセージを寄せた。
史上最多のセレブが来日!オープニングセレモニーの豪華すぎる出演ラインナップ

1日目のハイライトとなったオープニングセレモニー。セバスチャン・スタン、ノーマン・リーダス、マッツ・ミケルセン、イライジャ・ウッド、ジョン・バーンサル、クリスティーナ・リッチ、ニコラス・ホルト、ジャック・クエイド、カール・アーバン、イヴァナ・リンチらスクリーンでおなじみの世界的スターが勢ぞろいし、会場は割れんばかりの歓声に包まれた。

中でもひときわ大きな声援が上がったのは、MCUでバッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー役を演じるセバスチャン・スタン。「東京に戻って来られて本当にうれしいです。本当に楽しみにしていました。皆さんとハグしたいです」と日本のファンへ熱いメッセージを送り、会場はこの日最大級の盛り上がりを見せた。


イライジャ・ウッドは「皆さんに会えてとても嬉しいです。日本・東京が大好きです!」と笑顔で挨拶。日本に住んでいたこともあるノーマン・リーダスは「オハヨウゴザイマス。皆さんのことが大好きです」と語り、ハートマークを作る仕草で客席を沸かせた。


さらに、何度も指ハートを披露したマッツ・ミケルセンが「東京の皆さん、また呼んでくださってありがとうございます」と感謝を伝え、クリスティーナ・リッチも「ここに来られて本当に嬉しいです」と喜びをコメント。スターたちが次々と日本への想いを語るたび、会場の熱気は一段と高まっていった。
セレモニー終盤には、登壇者全員による鏡割りが行われ、東京コミコン2025の開幕を華やかに祝った。

コミコン会場を彩る多彩な展示も見どころ!


会場内には、他にも見どころが満載。ワーナーブラザース・ディスカバリー ブースでは、映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』に登場する“ハンガリー・ホーンテール”の迫力満点な展示が出現。巨大なドラゴンを間近で体感できるフォトスポットとして人気を集め、沢山の人々が足を止めスマホを向ける様子が見られた。


2026年5月22日(金)日米同時公開予定の映画『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』の世界観をダイナミックに表現した、大迫力の“ねぶた”展示も大きな話題に。また、MarvelやSTAR WARSの公式POP UP STOREでは、例年通り限定グッズを求めるファンの長蛇の列が出現。ここでしか手に入らないレアアイテムの数々に、多くの来場者が目を輝かせていた。


さらに、1日目のステージ登壇はなかったものの、今回コミコン初参加となったジョニー・デップの出演作に関連した展示コーナーも注目の的。根強い人気を感じさせるスペースとしてファンが写真を撮る姿が多く見られた。

豪華セレブの来日、没入体験型ブース、限定グッズ、そして映画の世界観にどっぷり浸れる展示まで、“ここでしか味わえない”エンタメ体験が凝縮された東京コミコン2025は、3日間にわたって幕張メッセを熱気で包み込み、盛況のうちに幕を閉じた。訪れたファンそれぞれの心に強い余韻を残し、すでに来年の開催へと期待を膨らませるような記憶に残るイベントとなった。












