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フジロック’26を前に聴くべき一枚、ゴーゴー・ペンギン最新EPが放つエモーション

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BY FRONTROW Press
フジロック’26を前に聴くべき一枚、ゴーゴー・ペンギン最新EPが放つエモーション

フジロック’26出演決定というニュースは、日本の音楽ファンにとって小さくない衝撃だった。マンチェスター発のアコースティック・エレクトロニカ・トリオ、GoGo Penguinが、ついに再び日本の大型フェスに帰ってくる。そのタイミングで最新EP「Call to the Void」の配信がスタートしたとなれば、注目が集まらないはずがない。

本作は、現在のゴーゴー・ペンギンの“モード”を端的に示す一枚だ。ピアノ、ベース、ドラムというミニマルな編成を軸にしながら、エレクトロニカやポストロック、現代ジャズの要素が自在に交錯する。構築的でありながら感情の振れ幅が大きく、音が進むたびに風景が切り替わっていく感覚がある。

このトリオの強みは、編成の制約をむしろ推進力に変えてしまう点にある。ピアノは旋律とリズムを同時に担い、ベースは低音に留まらず空間を描き、ドラムはビートというより呼吸のように全体を導く。ジャンルを横断するという言葉では追いつかない独自の音世界が、年々研ぎ澄まされてきた。

2025年に発表された2年ぶりのアルバム『NECESSARY FICTIONS』では、バンド史上初となるヴォーカリストとのコラボレーションも実現し、新章の幕開けを印象づけた。その流れを受けて届けられた今回のEPは、次の展開を予感させる“間奏曲”のようでもある。

現在バンドはヨーロッパからUKへと続くツアーの真っ最中だ。ライヴを重ねるごとに更新されていく音のダイナミズムは、フジロックのステージでどんな化学反応を起こすのか。最新EPを聴きながら、その瞬間を待つ時間もまた、ファンにとっての楽しみになりそうだ。

●最新デジタルEP『Call to the Void』(3曲)

2026年4月17日配信 *ハイレゾ同時配信

1. Mount Analogue マウント・アナログ

2. Kai Dao カイ・ダオ 

3. Call to the Void コール・トゥ・ザ・ヴォイド

◎最新EP再生リンクhttps://sonymusicjapan.lnk.to/CalltotheVoid_GoGoPenguin

2025年発売アルバム『ネセサリー・フィクションズ』(全12曲)

再生リンク:https://SonyMusicJapan.lnk.to/GoGoPenguin_NecessaryFictions

●FUJI ROCK FESTIVAL ‘26公式:https://fujirockfestival.com/

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