スキー女王のリンゼイ・ボン、五輪で重傷 左脚切断危機を回避した手術の詳細


2026年ミラノ・コルティナ五輪で転倒した、アルペンスキーのアメリカ代表選手リンゼイ・ボン。左脚の切断が危ぶまれるほどの重傷を負ったが、外科医の決断が彼女の脚を救った。事故の全貌と現在の状況を伝える。(フロントロウ編集部)
レース開始わずか13秒で起きた転倒事故
現地時間2月8日、北イタリア・コルティナ・ダンペッツォで行なわれたダウンヒル競技に出場したリンゼイ・ボン。しかし、スタートからわずか13秒後、コース脇のフラッグに接触した瞬間に横転した。頭から地面に激突し、脛骨や膝周辺の骨折に加え、右足首も骨折する重傷を負った。
左脚を救った6時間の緊急手術
当初、左脚の切断が現実的な選択肢として浮上していた。「コンパートメント症候群」に陥ったためだ。外傷を受けた筋肉内に血液が過剰に溜まり、神経や腱を圧迫するこの危険な症状は、放置すれば壊死につながりかねない。
チームUSAの整形外科医トム・ハケット医師が筋膜切開術を決断し、約6時間に及ぶ手術で左脚の切断を回避した。米NPRの取材に「足が粉々の状態だった」と語ったリンゼイは、その後もイタリア・トレヴィーゾの病院で手術を受け、1週間後に退院している。
競技復帰は未定 世界中のファンが見守る
米時間4月30日時点で、リンゼイ自身は競技復帰について「まだ決断できる精神状態にない」と明かした。2010年バンクーバー五輪の金メダリストを襲った深刻な事故に、世界中のファンが復帰への行方を見守っている。そんな中、米時間5月4日に開催されたファッションの祭典「メットガラ」に登場し、美しいドレス姿と元気そうな様子に安堵の声も上がった。





