アメリカのSNSを中心に、「リベンジボディ(復讐ボディ)」という言葉の投稿が増えている。「復讐」とは言っても、じつはとてもポジティヴな意味が隠されているこのムーブメント。さらに、あのセレブがブームの火付け役となっている。

 フロントロウ編集部が特集します。

 

「リベンジボディ(復讐ボディ)」とは

 自分のルックスについて、他人から心無い言葉を投げられたり、厳しい扱いを受けたりした人は少なくないはず。 

 「リベンジボディ(復讐ボディ)」とはそんな人たちに「復讐するつもり」で自分のボディをレベルアップさせよう、他人からの批判をやる気の原動力にして肉体改造しよう、というムーブメント。 

 太っているという理由で好きな人にフラれた、容姿のせいでイジメを受けた、友達グループの中で「かわいくない子」という位置づけをされたなど、人によって理由はまちまちだが、「リベンジボディ(復讐ボディ)」はそんな人たちが過去を清算するムーブメントとなっている。

リベンジ・ボディ 復讐ボディ Revenge Body

Photo: スプラッシュ/アフロ、シンクストック/ゲッティイメージズ、Facebook/Revenge Body with Khloe Kardashian

 

ビフォーアフター写真を投稿して

 「リベンジボディ(復讐ボディ)」は、肉体改造に成功した時に自身の変化をSNSで披露するのがムーブメントのひとつとなっており、SNS上で「revenge body(リベンジボディ)」と検索すると左右対称のビフォーアフター写真をアップしている人が多い。

 ルックスのせいで悩まされていた昔の自分を左に、生まれ変わって「復讐ボディ」を手に入れた現在の自分を右に配置して、過去に自分を傷つけた人に「やってやったよ!」というメッセージを発しているのだ。

 ただ、もちろん本来の目的は、過去に自分を傷つけた人への恨みを爆発させるのではなく、そのエネルギーを原動力に自分自身をポジティヴにレベルアップしようというもの。 

 

ブームの火付け役はあの人

 「リベンジボディ(復讐ボディ)」という言葉は以前から欧米に存在したが、ここにきて拡散している理由は、あるセレブの番組がきっかけ。

 アメリカでは2017年からリアリティスターであるクロエ・カーダシアンによる『リベンジボディ・ウィズ・クロエ・カーダシアン』という番組がスタートしており、自身も肉体改造に成功したクロエが一般から出演者を募って彼らの「リベンジボディ」づくりを手伝っているのだ。 

リベンジ・ボディー クロエ・カーダシアン Revenge Body with Khloe Kardashian

 キム・カーダシアンやケンダル・ジェンナーなどで知られるカーダシアン一家の三女であるクロエは、「いつも姉妹のなかの太っちょって言われてきたわ」と語っており、自身の経験から、参加者を励まし成功に導いており、この番組の放送がきっかけで「リベンジボディ(復讐ボディ)」という言葉が再注目されている。

「人生を変えたい人は、まずは自分自身が考え方を変えなくてはいけないわ」-クロエ 

 あなたはリベンジしたい何か、ありますか? 

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