アーロン・カーター 「差別発言で暴行被害」報道に反論 ライブ写真

 Photo: スプラッシュ/アフロ、Twitter/Aaron Carter

 バックストリート・ボーイズのメンバー、ニック・カーターの弟で自身もシンガーとして活動しているアーロン・カーター。イケメンで知られる彼がステージでのある発言が原因で襲撃され、血まみれになり病院へ緊急搬送されたと報道された。しかし本人がこれに反論している。

 

ライブ中にステージで襲撃される

 現地時間の金曜日(17日)、イリノイ州でコンサートをおこなったアーロン。

 アーロンいわく、このコンサートでオープニングアクトを務めた「イリノイ・ステイト」というバンドのメンバーが、他人のスマートフォンを掴み取りアーロンの演奏を撮影しようとしていたそうで、これを見たアーロンが警備員を呼びこのバンドマンの退場を要求。

 その際、「バイ、フェリペ!」とマイクでシャウトしたのだが、ヒスパニック系だったバンドマンがこれを差別用語だととらえ、ステージに乱入してアーロンを襲撃した。

 アーロンが言った「バイ、フェリペ」というフレーズには「じゃあな、邪魔者」という意味があり、女性に対しては女性名である「フェリーシャ」、男性に対しては男性名である「フェリペ」が使われる場合がある。

 アーロンは事件後、差別発言だという批判に対して「バイ、フェリペ」が差別用語ではなくスラングであるという主張を続けており、ツイッター上ではアーロンの発言が差別発言であるかどうかを巡って議論が起きている。

 

「ボコボコにされた」を否定

 一部報道ではアーロンがバンドマンに血まみれになるほど激しい暴行を受けて病院に搬送されたとされているが、事実は少し違うよう。

 アーロンが病院に治療に行ったのは事実だが実際には軽傷で、本人もSNSで「ボコボコにされてないよ。不意打ちで殴られて押されたんだ」とコメント。「顔は触れられてないしまだイケメンのままだよ」とベッドで愛犬と横になっている写真を投稿しており、その顔に傷は見受けられない。

アーロン・カーター 「差別発言で暴行被害」報道に反論 愛犬とベッドで寝ている写真をツイート

 

ライブ中止へ 差別主義者ではないと否定

 今回の事件を受けてアーロンには「差別主義者」だという批判が集まっており、本人はツイッター上でこれを真っ向から否定している。

 「養母のような存在であるマネージャーは100%メキシコ系だし、元彼女だってメキシコ系の3世だ。英語がペラペラじゃなかった彼女の両親と会話するためにスペイン語の勉強だってした」と訴えているアーロン。

 さらにアーロンは短期間ではあるが昨年のアメリカ大統領選でドナルド・トランプ現大統領を支持していた時期があり、その話題に触れたユーザーに対しては、「(今は)トランプのことは全く支持していない。ラテン系のファンに教えられて支持を撤回したんだ」と反論している。

アーロン・カーター 「差別発言で暴行被害」報道に反論 ライブ写真

 アーロンは事件翌日のイリノイ州でのライブ公演を中止にしており、事件については「警察が捜査しているよ」と説明している。

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