イギリスのビール会社BrewDog ペット育休を導入

 Photo: BrewDog, シンクストック/ゲッティイメージズ

 イギリスの会社が「ペット育休」という制度を導入した。

 子供が誕生した時には育休として一定期間の休暇を取れるが、この制度をペットにまで拡大したのは、スコットランドに本社を置くビール製造販売会社ブルードッグ(BrewDog)。

 ブルードッグは2007年に2人の男性が愛犬と共に立ち上げた会社で、現在までに社員数は約1,000人に拡大。「オフィスに犬がいることは社員のリラックスに繋がる」と話す同社は設立当初から犬を職場に連れてくることを推奨しており、現時点で50匹の犬が〝出勤”している。

 そして今月、ペット育休の導入を発表。「わが社にとって大事なことはたくさんありますが、中でも最も大切にしているのが、ビールの質と社員のことです。そして社員にも大事なことがたくさんあるようですが、中でもビールの質と犬をとくに大切にしているということに気づきました」と公式サイトにて説明した。

イギリスのビール会社BrewDog ペット育休を導入

 同社はほかにも、サバティカル(長期の有給休暇)の取得促進や、生活賃金(人がある生活水準を維持するのに必要な最低の給与)の保証、さらに毎年売り上げの10%の社員還元など多くの制度を導入しており、その理由として、「こういった制度は世界一働きやすい会社にするという目標を達成するためです。男性だろうと女性だろうと犬だろうと、わが社の家族のメンバーにはお互いを応援し助け合うことを勧めています」と明かしている。

 ちなみにブルードッグのペット育休は子犬だけでなく飼い主のいない保護犬を迎え入れた時にも適用されるという。

 欧米では男性の育休取得促進をはじめ福祉制度を改善する会社が増えているが、1週間のペット育休というのはなんとも珍しい。

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