女性蔑視発言を多くしてきたドナルド・トランプ氏が1月20日(金)にアメリカ合衆国大統領に就任するが、就任の翌日、ホワイトハウスがあるワシントンD.C.で数万人規模の女性の権利運動デモに出迎えられることになる。
「初日に新政権に力強いメッセージを放つ」
トランプ氏のアメリカ合衆国大統領就任式典の翌日にワシントンD.C.で計画されているのは、「ウィメンズ・マーチ・オン・ワシントン(ワシントンに向けた女性の行進)」というデモ。
イベントは女性の権利がテーマになっているものの、主催者側は今回の選挙で多くのマイノリティーが侮辱され立場を脅かされたとして、「無視できない数の力で我々の多様性を見せましょう」と公式サイトで呼びかけている。
トランプ政権誕生の翌日にイベントが企画されたことは当たり前のように偶然ではなく、主催者は「初日に新政権に力強いメッセージを放つのです。社会的に無視された人々を守ることこそ私たち全員を守ることにつながるのだから」と語っている。
このイベントは現在フェイスブックですごい勢いで拡散しており、現時点で18万人が参加予定、25万人が興味ありという意思を示している。
大統領選後に多くの人が通りに出て反トランプデモをした時には彼らを「プロ市民がデモしている」とツイッターで批判していたトランプ氏だが、就任後に首都に集まる国民を見てどんな思いをよぎらせるのだろうか。
ウィメンズ・マーチ・オン・ワシントンは1月21日10時~催される。詳細は公式ページより。
追記:イベントはセレブの注目も集めており、日本時間の1月13日にはシンガーのマドンナがインスタグラムで「みんな現地でね!」とコメントした。