若返るために若者の血を求める…そんなホラー映画のようなことがアメリカのクリニックでおこなわれている。 

輸血袋 若者の血を輸血

16歳の血を輸血

 約88万円という費用で16~25歳の健康な若者の血を輸血する臨床試験をおこなっているのは、カリフォルニア州のアンブロージア(Ambrosia)というプライベートクリニック。

 この臨床試験を立ち上げたのは名門プリンストン大学を卒業した男性で、600人の参加者から合計で約5.3億円の研究費を集め、若者の血を輸血することがエイジングケアにつながることを証明したいという。 

効果はあるのか?

 2014年の実験では若い年齢のマウスの血液が老化したマウスの脳内における加齢の影響を中和したという報告があったが、今回の試験には否定的な意見が多い。

 英Business Insiderは、「数名の科学者やクリニック関係者が、うまく設計されておらず輸血の効果を示す証拠は得られないと語っている」と報じており、一部では研究費集めの詐欺ではないかという声もある。

 アンブロージアは、「我々は透明性を持つことに努めています」と語っており、今後、公式サイトで研究結果が明かされていく。

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