世界中を震撼させた未解決事件「ジョンベネ殺害事件」が映画化されることが明らかになった。作品のタイトルは『Casting JonBenét(原題)』、監督はノンフィクション映画『Ukraine Is Not a Brothel(原題)』で数々の賞を受賞したキティー・グリーン。

 1月19日から開催されるサンダンス映画祭のアメリカ・ドキュメンタリー・コンペティション部門への出品も決まっており、これが世界初公開の場となる。さらに米Netflix社が世界版権を買い取ったことで、劇場だけでなく日本を含む世界各国でストリーミング配信される予定だ。

ジョンベネ・パトリシア・ラムジー 家族写真 1996年に殺害されたジョンベネ・パトリシア・ラムジー

「ジョンベネ殺害事件」とは?

 「ジョンベネ殺害事件」とは、1996年のクリスマスに、米コロラド州で美少女コンテストの常連、ジョンベネ・パトリシア・ラムジーちゃん(6歳)が誘拐・殺害され、自宅の地下室で発見された事件。当時は、「犯人は両親か兄以外に見当がつかない」「性的暴行を受けた痕がある」「DNA鑑定に頼った捜査」といったスキャンダラスな話題がメディアを騒がせ、一大センセーションとなった。事件発生から約20年たった今も、犯人は捕まっていない。

ジョンベネ殺害事件映画『キャスティング・ジョンベネ』場面写真 映画のワンシーンより

 これまで多くの実証番組がこの事件を取り上げてきたが、映画化されるのは今回が初めて。制作スタッフは15ヵ月以上にわたり、ジョンベネちゃん一家が暮らしていた町コロラドへ滞在。法廷でのやりとりや事実確認など、この土地でしか得られない情報や住民の反応を引き出すため奔走した。こうしたキティー監督のアプローチ法により、この町で信じられてきた“神話”が形となった。事件の真相はいったいどこにあったのか? この作品で真実が見えてくるかもしれない。

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