シークレット・シネマって?
シークレット・シネマでは、映画は「観る」だけでなく「体験」するもの。
演出の細かさが人気のヒミツで、例えば、ウイルス感染を描いたホラー映画『28日後...』の放映時には、暗い病院の中を感染者から逃げ惑うミッションを用意。
参加者には事前にドレスコードや自分の役どころなどの情報が提供され、ロケーションも映画に合わせた場所を使用。エキストラとなる役者も大量に投入され、さながら、役者になって映画に出演している気分が味わえる。
「チケット購入者が秘密のコードでアクセスできるウェブサイトがあって、そこでクイズに答えて自分の役とかドレスコードや持ち物が決まるの」―フロントロウ編集部に語って。
「シークレット・シネマの最大の魅力? 何が起こるか分からない、未知の部分かな。あとは細かい演出。スタッフは最初から最後まで演技していて、最高の体験だったよ! 最後には映画も観られるしね」―フロントロウ編集部に語って。
チケットは1万円前後でも、完売が続出
シークレット・シネマのチケット価格は、多くが1万円前後。ただ、それでも完売が続出していて、チケット価格の適正度に対するフロントロウ編集部の問いに、ある参加者は「100%払っただけの体験ができる!」と回答。続けて、「絶対にまた行くつもり」とも断言した。
「『スター・ウォーズ』を観た時は、スマホは袋に入れて封をするルールだったの。そのおかげで、写真を撮ることよりも体験することに夢中になれて逆に良かった!」―フロントロウ編集部に語って。
シークレット・シネマが映画界を変える!?
シークレット・シネマのスローガンは、「映画を観る方法を変える時が来た」。その言葉通り、このイベントは映画界の常識を覆している。
シークレット・シネマが放映するのは、どれも旧作ばかり。斬新な発想で旧作のチケットを完売させているシークレット・シネマは、映画界に新しいビジネスチャンスをもたらせているのでは?
何にせよ、ロンドンでの大流行ぶりからして、他国にこのトレンドが飛び火するのも時間の問題!? 待ちきれないという方は、イベントのアフタームービーを観て楽しんで。