少女のツイートから始まった
今年の5月、アレクシス・イザベルという少女が、エンタメ界におけるLGBT(※レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)の描写を増やしたいという思いから、「#GiveElsaAGirlfriend(エルサにガールフレンドを)」というハッシュタグをツイートした。
これが大きな反響を受け、ハッシュタグがトレンド化。活動に賛同する声だけでなく、エルサの「自分の本来の姿を隠して生きる」という苦悩が同性愛者の苦悩と共通すると指摘する人も現れた。
エルサ役の女優がコメント「個人的には賛成」
そしてついに、映画のキャストまでもがこの話題にコメントしている。
まず、エルサ役の声優を務めたイディナ・メンゼルが先月末にトーク番組『エレンの部屋』で、「個人的には賛成よ。素晴らしいアイディアだと思うわ。こういう会話がなされていること自体が素晴らしい」と発言。
さらにその後ネット番組『エレンチューブ』でも話題に触れ、「1作目の時は、エルサも若かったから、まだそういうことついて理解している途中だったと思うの」と回答。1作目の時点ではエルサの恋愛に対する考えは不明だったと説明しつつ、続編で同性愛者として描かれる可能性を否定しなかった。
また、「ディズニーキャラの中でエルサの恋人を選ぶなら?」という質問には、「いい質問ね。ティンカーベルかな?」と回答するなど、エルサに同性の恋人を作る事に前向きな姿勢を見せている。
アナ役のクリスティン・ベルも反応
『エレンチューブ』にはアナ役のクリスティン・ベルも出演していたが、彼女も真相には言及せず。
しかし、「エルサが望むものがなんであれ、すべて彼女次第ってことよ。そして、それを支持するかどうかは、私たち次第だわ」と、人が誰を恋愛対象にするかはその人の自由であり、彼らが世間に受け入れられるかどうかは私たち次第だと語った。
『アナと雪の女王』の2作目は2018年の公開をウワサされていたが、脚本の遅れなどの理由で、今年4月にスタートする予定だった制作が7月の時点では始まっていなかった。
この延期が「#エルサにガールフレンドを」運動のせいかどうかは分からないが、その答えが明らかになるのはもう少し先のことになりそうだ。