【フロントロウ編集部】
近年、リアリティスターのカイリー・ジェンナーやキム・カーダシアンのような、太くくっきりとした眉やボリューム感のあるまつ毛、ハッキリした目鼻立ち、フローレスな肌に憧れる女性が急増中。
キム・カーダシアン(左)、カイリー・ジェンナー(右)人気ビューティブロガーたちも、メイクレッスン動画やインスタグラムなどでこうしたフローレスメイクのテクニックを公開し、フォロワー数をぐんぐんと伸ばしている。
ソーシャルメディアで公開されているメイクは、「写真映えするかどうか」も重要な要素となっており、視覚的にアピールするための大胆なメイク技が必要とされる。ビューティブロガーたちは、こうしたテクニックを「インスタグラム(IG)メイク」と呼んでいる。
こちらがIGメイクそんななか、海外のビューディブロガーたちの間で大ブームとなっているのが、「インスタグラムvsリアルライフ」チャレンジ。これは顔の左右でメイクを変えて、「普段のメイク」と「IGメイク」をし、それぞれを比較する動画を投稿すること。
メイクが与えるプラスとマイナス
その背景にあるのは、つくり込んだIGメイクと普段のメイクとの見た目の大きなギャップ。メイクテクニックの持つパワーをより多くの人に知ってもらおうと、ソーシャルメディア上には新しい動画が次々と投稿されている。
この「インスタグラムvsリアルライフ」チャレンジに挑戦したビューティブロガーのアマンダ・エンジングは、「私にもともとこんなに大きなまつ毛があって、天然のスモーキーアイがあるって思っている人がいたら、ごめんなさい。あなたの間違いよ」とジョーク交じりにコメント。あくまでメイクによってつくられた顔であると話した。
ニキビ跡や傷跡、あざなどを完全に隠すフローレスなIGメイクが、女性たちの自信を取り戻す役割を果たしている一方で、ソーシャルメディアでシェアされる「完璧な女性」像が新たなプレッシャーとなっているのも事実。
「インスタグラムvsリアルライル」チャレンジは、SNSで日々発信される「完璧な美しさ」の前で自信を失いかけている女性たちに、勇気を与える新たなムーブメントなのかもしれない。