【フロントロウ編集部】
3月3日にリリースされたアルバム『÷(ディバイド)』が初週だけで、「米チャート初登場1位」「Spotify史上最大の1日の再生回数」「アデル超えの初日セールス」など凄まじい記録を残しているエド・シーラン。今作にてすでに、「最速で売れた男性アーティストによるポップアルバム」をはじめ3部門でギネス世界記録を更新している。
ワン・ダイレクションのナイル・ホーラン、元フィフス・ハーモニーのカミラ・カベロ、人気若手シンガーのショーン・メンデスをはじめ、セレブ界でも絶賛する声がやまず、「捨て曲なし」という声多数。
ということで今回は、そんな超注目作『÷(ディバイド)』の収録トラックを徹底解剖!
結婚式でかけたい「パーフェクト」
アルバムを代表する極上ラヴソング。「愛する人を見つけたんだ/僕の秘密だけじゃなくて僕の愛や子供も持ってくれる人を」と歌い、前作でグラミー賞を受賞した「シンキング・アウト・ラウド」に続き、定番ウェディングソングになる予感。
ストーリー性が強い「イレイサー」
今作で最も深いストーリー性がある曲。ミュージシャンとして売れた末に経験した、名声・お金・人間関係などのトラブルを赤裸々に歌う。
青春ソング「キャッスル・オン・ザ・ヒル」
25歳のエドがイギリスの田舎町で暮らしていた幼い頃を懐かしんだ曲は、ノスタルジーと爽やかさを兼ね備えた青春ソング。MVにはエドの出身校の生徒が起用された。
失恋ソングなのにロマンチック「ハピヤー」
失恋バラードなのにロマンチックなのはエドの秀逸なリリックスキルのおかげ。新しい相手を見つけた元恋人に「君たちの笑顔を見たよ。僕らのより2倍は大きい笑顔だった」と歌いながら、最後には…。
もっとも鮮明な曲「ゴールウェイ・ガール」
聴いている者がその状況を鮮明に思い浮かべられるような生き生きとした歌詞づくりを得意とするエド。そんな彼のスキルが光った同曲では、アイルランドの都市ゴールウェイで出会った女性との関係が明らかに。
恋の落ち始めに聴きたい「ハウ・ウッド・ユー・フィール(ピーアン)」
「愛してるって言ったら君はどう思う?」。恋をしている者は共感し、していない者は恋がしたくなるという、エドのラヴソングが持つ魔法がしっかり効いたラヴソング。
亡くなった人を思う「スーパーマーケット・フラワーズ」
「ハートが傷ついたらそれはそのハートが愛されていたからだ」。ピアノの音色をバッグにエドの優しく繊細なヴォーカルが光るこの曲は、エドが亡き祖母に宛てた曲。
皮肉屋エドが参上「ニュー・マン」
「彼はジーンズに500ポンドもかけるらしいね/1週間に6回はジムに行くらしいね/ボートシューズを裸足で履くらしいね」。女性の新しい恋人に対する皮肉が大量炸裂。
No.1チャートソング「シェイプ・オブ・ユー」
エドのキャリア史上初の米シングルチャート1位となった曲は、現時点で8週連続1位をキープ中。軽快なポップソングのMVには引退した力士、山本山 龍太も登場する。
熟練カップルの曲「ハーツ・ドント・ブレイク・アラウンド・ヒア」
「彼女はライターに火をつける火花であり/炎を燃え続けさせる燃料でもある」。エドが結婚を前提に交際している恋人チェリー・シーボーンを思い作った曲だと言われている。
パワーボーカルが楽しめる「ダイヴ」
曲によって歌声を微妙に変えて雰囲気を演出するエド。スローテンポの同曲では力強いパワーボーカルで、意中の相手への不安な気持ちを問いかける。
ベスト・ポジソング「ビビア・ベ・ィエ・ィエ」
今作には1年の旅を通して得たインスピレーションが詰まっており、ガーナ語で「きっと大丈夫だ」という意味のタイトルの同曲はガーナで制作された。
踊り出したくなる「バルセロナ」
ガーナの次は、スペインで制作された同曲。「ただ目を閉じて/踊っているつもりになろうよ/バルセロナの道で/バルセロナ/バルセロナ」と、情熱の国のリズムで歌う。
アイルランド音楽に挑戦「ナンシー・マリガン」
アイルランド出身の祖母ナンシー・マリガンへの敬意を表してつくられた同曲では、エドがアイルランドで人気のフォーク音楽に挑戦。
「ラヴ・ユアセルフ」っぽい曲「ホワット・ドゥー・アイ・ノウ」
エドが制作してジャスティン・ビーバーが歌ったヒット曲「ラヴ・ユアセルフ」に似た部分が多いアコースティックポップは、政治的な争いが頻発している現代に響く一曲。
考えさせられる曲「セーブ・マイセルフ」
最後に紹介するのは、共感できるメッセージが詰まったこのバラード。まわりの人の願いを優先して自分がボロボロになってしまっていない?時には自分を優先することも必要。
『÷(ディバイド)』1,980円(税抜)発売中 https://edsheeranjp.lnk.to/nowKK