【フロントロウ編集部】
「史上最高の評価を獲得したテレビシリーズ」として2013年にギネス世界記録にも登録された大ヒットドラマ『ブレイキング・バッド』。
Photo: ニュースコム、SONY PICTURES TELEVISION/ACME SHARK/MGM TELEVISION/PEGASUS、スプラッシュ/アフロ、シンクストック/ゲッティイメージズ同シリーズで主人公の化学教師と一緒にドラッグを売買するジェシー・ピンクマンを演じたアーロン・ポールは、出演を始めたころは完全なる無名俳優。
家賃を払うことにさえ困っていたそうで、本人も「次の給料がいつ入るのかもわからず、支払いのために家族にお金を借りていたよ」と、米トーク番組『ザ・レイト・ショー』で明かしている。
さらに『ブレイキング・バッド』でアーロンに与えられたジェシー役は、当初シーズン1の最後で殺される設定だった役。
しかしジェシー役は主人公と人気を二分する重要なキャラクターになり、アーロンはこの役でテレビ界の最高峰であるエミー賞を受賞。シーズン5すべてに出演した。
ちなみに『ブレイキング・バッド』に参加した当時は貧乏俳優だったアーロンだけれど、ドラマがヒットした結果、彼のギャラは1話につき約1,650万円に。
さすがハリウッドという高額ギャラのおかげで、総資産は20億円近くになったと言われている。
苦労人だからこそ、散財はしないけれど
俳優としてブレイクした後もセレブ風を吹かせることなく、「超いい人」という評価が絶えないアーロン。
本人は2013年に結婚した妻と平凡な生活をしているため普段は散財しないと語っているが、そんな彼が自分へのご褒美として買ったのが、ヴィンテージカー。
アーロンが購入したのは1965年型のシェルビー・コブラで、ロサンゼルス市内では真っ青のオープンカーというこの目立つ車で颯爽と走り去るアーロンの姿がよく目撃される。
そんなアーロン、『ブレイキング・バッド』での成功についてこう語っている。
「20代半ばで金がなかった時に『ブレイキング・バッド』第一話の台本を読んで、この役は絶対に闘って勝ち取らなければと思ったよ。そして役がもらえたんだ」。
運命を感じた役に食らいついて成功をつかんだアーロン。そんな彼は今日もロサンゼルスのどこかでブルーのシェルビー・コブラを乗り回している。