ケイティ・ペリー Katy Perry Human Rights CampaignPhoto:スプラッシュ/アフロ、ニュースコム

【フロントロウ編集部】

 米Forbes誌の2016年版「最も稼いだ女性ミュージシャン」6位の人気シンガー、ケイティ・ペリーが、LGBT+の人々の平等な権利を訴える人権団体「ヒューマン・ライツ・キャンペーン」の授賞式に参加。そこで女の子と「キス以上」のことをしたことがあると過去の経験を告白した。

 

人権団体の賞を受賞

 ケイティは2008年にリリースした「キス・ア・ガール」がきっかけでブレイク。その歌詞の内容が、「女の子とキスしちゃったの/しかも良かったわ/チェリーのリップクリームの味がした」と、女性同士の恋愛について歌うものだったことから、リリース当初に大きな話題となった。

 そんなケイティは、これまでにLGBT+の権利のために活動を行ってきたことが評価され、人権団体「ヒューマン・ライツ・キャンペーン」の「国民平等賞」を受賞。

 ロサンゼルスで行われた授賞式でスピーチを行ったケイティは、シンガーソングライターとして、「私は真実を語ったり、ポップソングのなかでちょっとしたファンタジーを描いたりしているわ」とコメントしたあとで、「たとえば、『女の子とキスしちゃったの。しかも良かったわ』とかね。しかも、実をいうと、それ以上のことをしていたことがあるの」と、「キス・ア・ガール」の歌詞を引用しながら、過去の女性との関係を明かした。

 

性的指向の流動性を訴える

 敬虔なクリスチャンの両親のもと、LGBT+の人々を『恐ろしい』人々として教えられて育ったというケイティは、「(その時)私が分かっていたのは、自分が好奇心旺盛だっていうことと、自分の性的指向は、今私が着ているこのドレスみたいに白黒ハッキリしたものではないってことよ」ともコメント。性的指向は「白か黒か」ではなく、流動性があるものだと訴えた。

ケイティ・ペリー チャド・グリフィン ヒューマン・ライツ・キャンペーン Katy Perry Human Rights Campaign Chad Griffin

ヒューマン・ライツ・キャンペーンの代表チャド・グリフィンと。

 さらに、LGBT+の人々は両親が言うような恐ろしい人たちではなかったとも語り、「これまで会って来た人のなかでも、最も自由で、強くて、優しくて、開放的な人々だったわ。彼らは私の考えを刺激してくれたし、私の心を喜びで満たしてくれた」と、LGBT+の人々へ感謝を伝えた。

 またケイティは、自身のSNSでも「私はチャンピオンでいることも、(LGBT+の)味方であることも、世間の注目を浴びることも、そしてLTBTQだと自任している人々のために声を上げることもやめたりはしないわ」とコメント。これからもLGBT+の人々のために行動していくことを誓った。

 ケイティがLGBT+関連の賞を受賞するのはこれが初めてではなく、過去にはLGBT+の若者の自殺防止のための団体「トレバー・プロジェクト」よりその功績をたたえられ「トレバー・ヒーロー賞」を受賞したことがある。

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