モデルのアンバー・ローズが、自分のストリッパーとしての過去を批判する人たちに納得の反論をした。
画像: 私を元ストリッパーと軽視するのは女性差別、アンバーの納得すぎる言い分

15歳でストリッパーに

 15歳の時にストリッパーとして仕事をしていたことを明かしているアンバー。世間ではそんな彼女を、「元ストリッパー」と呼んで軽視する人も少なくない。

 そんななかアンバーが南アフリカのCosmopolitan誌で、ごもっともな反論をした。

 彼女が反論に持ちだしたのは、自身と同じく売れる前にストリッパーをしていた俳優のチャニング・テイタム。彼はこれをネタに、男性ストリッパーを主人公にした映画『マジック・マイク』を制作してヒットさせている。

「彼はストリッパーを題材にした映画まで作ったのよ! みんなそれを買って絶賛して、『オーマイゴッド、マジック・マイクを観に行かなきゃ!』って言ったわ。でももし私がそれをやったら、きっとみんな私を汚らわしいと呼ぶわ」

画像: 約7億円で制作された『マジック・マイク』は約170億円を稼ぎ上げ、ベガスでのショー化やブロードウェイでのミュージカル化など、幅広く展開している。

約7億円で制作された『マジック・マイク』は約170億円を稼ぎ上げ、ベガスでのショー化やブロードウェイでのミュージカル化など、幅広く展開している。

 「私は8つもの事業を展開していて、自分の会社のCEOでもあるのに、それでもストリッパーって呼ばれるのよ。信じられないわ。(チャニングと)私はまったく同じことをしていたのに、私だけが低レベルに見られるの。彼のせいじゃないわ。社会のせいよ」

 このように対象によって違う反応をすることを英語では「ダブル・スタンダード(double standard)」と呼ばれていて、近年、この問題に声をあげる女性セレブが増えている。

アリアナ・グランデ

「女性がセックスについて公然と話すと、彼女は批判されるわ。でも男性が女性について話やラップをすると、面白がられるの」―ツイッターにて

画像: アリアナ・グランデ

テイラー・スウィフト

「みんな『彼女は元彼の曲ばかり作ってる』って言うけど、正直それって性差別的な見方だと思うの。エド・シーランやブルーノ・マーズには誰もそんなこと言わないじゃない。彼らはみんな元恋人や現恋人のことを歌っているのよ」―豪ラジオ局2DayFMにて

画像: テイラー・スウィフト

マイリー・サイラス

「(ラッパーの)ケンドリック・ラマーがドラッグのことを歌ったら彼はクールで、私がやったら薬物中毒のあばずれって呼ばれるんだから」―米Marie Claire誌にて

画像: マイリー・サイラス

エミリー・ラタコウスキー

「ミック・ジャガーは73歳になった今でもたまにステージ上でシャツの前ボタンを開けてくるくる回るわ。私たちはこれが彼のアーティスト性でありパフォーマンスであると理解しているわよね。一方、同じような革新的なアーティストである58歳のマドンナがメットガラにシアーのドレスを着ていくと、批評家は彼女を『ひどい見た目』『注目を集めようとしている』と言うのよ」

画像: エミリー・ラタコウスキー

 ダブル・スタンダードはどの国でも起きていることで、女性が女性に対して行うことも少なくない。 男女間の平等さを得るためにも、私たちそれぞれがこの非平等な「価値観」を変えなくてはいけない。

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