米テレビ界最高の栄誉とされる第68回プライムタイム・エミー賞の授賞式が、先週末の日曜日(9月18日)に開催。
同アワードにノミネートされ見事受賞を果たした、今アメリカで一番視聴されているドラマ作品の中から見ないと損するおすすめ作品をフロントロウ編集部がピックアップ!
作品賞、監督賞、脚本賞ほか12部門
『ゲーム・オブ・スローンズ』
去年にひきつづき、同アワードで最も権威ある作品賞を受賞した『ゲーム・オブ・スローンズ』が驚異の12冠を達成。シーズンを重ねるごとに着々とファンを増やし、日本でもどハマりする人が続出している同ドラマシリーズは、来年夏にシーズン7を放送後、シーズン8をもって完結することが発表されている。
あらすじ:
ジョージ・R・R・マーティンのファンタジー小説を原作とした、ドラゴンや魔法、ホワイトウォーカー(白き魔物)と呼ばれる邪悪な生き物が存在する架空の世界で、王座を巡って様々な人々がバトルを繰り広げる群像劇。(日本での視聴はコチラ)
主演男優賞:ラミ・マレック
『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』
昼はサイバーセキュリティ―・エンジニアとして働き、夜はハッカーとして活躍する過去のトラウマや薬物依存に苦しむ天才ハッカーを熱演した若手俳優のラミが、初の主演作品で数々のベテラン演技派俳優を抑えて主演男優賞をゲット。
あらすじ:
巨大企業「E・コープ」へのサイバーテロ攻撃を食い止めたサイバーセキュリティ会社のエンジニア、エリオットが、ある日、凄腕ハッカー集団のリーダー「ミスター・ロボット」からスカウトされる。彼を待ち受ける、予想もできない驚愕の真実とは…?(日本での視聴はコチラ)
主演女優賞:タチアナ・マズラニー
『オーファン・ブラック 暴走遺伝子』
アメリカとカナダのプロダクションチームが総力を決して制作した同作で1人何役も演じ、昨年に続き2度目の主演女優賞ノミネートを果たしたタチアナ。『ホーム・ランド』のクレア・デインズ、『ハウス・オブ・カード 野望の階段』のロビン・ライトらを破り見事、最優秀主演女優賞に。
あらすじ:
前科者で生活に困窮していたシングルマザー、サラ。養母に預けた娘を連れてどこか遠くで人生の再出発を考えていたある日、サラは自分とそっくりな女性が自殺するのを目撃する。その女性になりすまし、彼女の財産を奪って逃亡資金に充てようとするも、また自分と瓜二つの別人が現れて…。遺伝子操作やクローン人間を扱う話題作。(日本での視聴はコチラ)
コメディシリーズ部門 主演男優賞:ジェフリー・タンバー
『トランスペアレント』
通販でおなじみのAmazonが制作・配信するオリジナルドラマの同作で、トランスジェンダーの父親役を熱演しているジェフリーが昨年に続き同賞を受賞。父親がトランスジェンダーであることをカミングアウトしたことで浮彫になる家族の問題や秘密を描いたハートフル・コメディ作品。
あらすじ:
自分の性に違和感を覚えながら70歳まで生きてきた元大学教授の父が、離婚した妻と成人した3人の子どもたちに自分がトランスジェンダーであることを打ち明ける。このことをきっかけに、実は子どもたちや元妻もそれぞれ問題を抱えていたことが発覚して…。(日本での視聴はコチラ)
コメディシリーズ部門 脚本賞:アジズ・アンサリ、アラン・ヤン
『マスター・オブ・ゼロ』
インド系アメリカ人コメディアンのアジズと台湾系アメリカ人のアランが、自らの実体験にヒントを得て書き下ろしたNETFLIXオリジナル作品。マイノリティの2世として生まれたアラサー男子の「日常のあるある」をコメディタッチで描いた同作は、口コミで人気が拡大し、同アワードでは作品賞を含め4部門でノミネート。見事脚本賞を受賞した。
あらすじ:
アジズ演じる売れない俳優のマイノリティ系アラサー男子が、キラキラしたNYライフとは無縁の日常を過ごしながらも、恋に仕事に友情にゆる~く奮闘する姿が描かれた、いっぱい笑ってちょっぴり泣けるほっこりストーリー。(日本での視聴はコチラ)
おまけ
『ストレンジャー・シングス 未知の世界』
今回のアワードの選考には入らなかったものの、現在話題沸騰中の『ストレンジャー・シングス 未知の世界』に出演する子役のケイレブ・マクロ―リン(左)、ミリー・ボビー・ブラウン(中)、ゲーテン・マタラッゾが受賞式のステージに登場。
人気DJのマーク・ロンソンとシンガーのブルーノ・マーズがコラボした大ヒット曲「アップタウン・ファンク」を披露すると、あまりの可愛らしさに会場中が大喝采! 来年の同アワードへのノミネートが期待される!
あらすじ:
1983年のとある田舎町で発生した12歳の少年ウィルの失踪をきっかけに、彼の親友3人組が不思議な能力を持つ謎の少女とともに次々と起こる怪事件のヒミツを暴いていくSFファンタジー作品。(日本での視聴はコチラ)