日曜日(6月12日)の午前2時ごろ、アメリカのフロリダ州オーランドにある同性愛者向けのナイトクラブで、男が銃を乱射。49人が亡くなり、さらに50人を超える人が負傷するという痛ましい事件が発生し、犯人の男は警察によって射殺された。

 犯人は同性愛を違法とする過激派組織イスラム国に忠誠を誓っていて、同性愛者への嫌悪からの犯行ではないかと言われている。そのため、同性愛者の人権のために活動をしているレディー・ガガやアリアナ・グランデをはじめとする多くのセレブが、今回の事件に対するコメントを投稿。

 ツイッターでは「#PrayForOrlando(オーランドに祈りを)」というハッシュタグがトレンド入りし、たくさんの人が被害者やその家族への思いをつぶやいており、セレブたちからのコメントも届いている。

今回の事件に関するセレブの反応

画像: 今回の事件に関するセレブの反応
バックストリート・ボーイズ(オーランドで結成された5人組アイドルグループ)

「僕らは完全に打ちのめされている…。オーランドは僕らの故郷だし、傷ついた人がいると知って心を痛めているよ。オーランドでの事件の被害者の家族や友達の人たちへ、僕たちがついています。#PrayForOrlandoもしオーランドに住んでいて、可能であれば、献血して欲しい。」

画像: 左からレディー・ガガ、アリアナ・グランデ、リア・ミシェル。

左からレディー・ガガ、アリアナ・グランデ、リア・ミシェル。

レディー・ガガ(同性愛者の支援活動を積極的に行っている、トップシンガー)

「今回の事件で被害を受けた家族の方々に向けて祈ります。世界中の人からの支援や思いやりが届きますように。多くの人にとって、とてもショックで心を揺さぶられる出来事よ。暴力的な出来事を変えるための私たちの行動が、きちんと反映されるような世界を夢見ているわ。誇りを持って立ち上がるの。愛の反対は憎しみだから。この2日間、苦しんでいるLGBTQ(※)の方々へ哀悼の意を表します。被害者やその家族を助けるために、ぜひ寄付をして」

※LGBTQ:同性愛者や、心と体の性別が一致していない人を意味する言葉の頭文字をつなげて作られた言葉。

アリアナ・グランデ(同性愛者の兄を持つ、人気シンガー)

「どうしたらそんなにまで憎しみを抱くことが出来るの?私の心は酷く傷ついたわ。オーランドの事件の被害者の家族のために祈ります。そして、お悔やみ申し上げます。」

リア・ミシェル(同性愛者のキャラクターが多く登場していた社会派の人気ドラマ『グリー』の女優)

「今朝ニュースを見て、ショックを受けたわ。被害者の方々の家族へ祈りを捧げます。」

画像: 左からリッキー・マーティン、ジャスティン・ティンバーレイク、アダム・ランバート。

左からリッキー・マーティン、ジャスティン・ティンバーレイク、アダム・ランバート。

リッキー・マーティン(同性愛者だとカミングアウトしているシンガー)

「僕は同性愛者で、それを恐れたりなんかしていない。愛は全てに打ち勝つことが出来るんだ。#PrayForOrlando」

ジャスティン・ティンバーレイク(グラミー賞シンガー)

「どうなっているんだ?この心無い事件の被害者の家族のことを思うと胸が痛むよ。どうしてこんなことが起こったんだ。#愛を増やし憎しみを減らそう #PrayForOrlando」

アダム・ランバート(同性愛者であることを明かしているシンガー)

「僕の思いと祈りはオーランドのナイトクラブにいた仲間たちと共にあります。命を落とした人々が安らかに眠れますよう。#銃を規制しよう」

画像: 左からキム・カーダシアン、ジュリアン・ムーア、トローヤン・ベリサリオ。

左からキム・カーダシアン、ジュリアン・ムーア、トローヤン・ベリサリオ。

キム・カーダシアン(義理の父が昨年トランスジェンダーであることを告白して話題になった、リアリティスター)

「本当に言葉を失ってしまったわ。オーランドでの事件で被害を受けた皆さんへ、私の祈りと思いはあなたたちと共にあります。」

ジュリアン・ムーア(銃規制を訴えているオスカー女優)

「どれだけの人が殺されれば、国家として、銃による暴力を終わらせるために動き出すの?」

トローヤン・ベリサリオ(ドラマ『プリティ・リトル・ライアーズ』の女優)

「銃撃の被害者とその家族を思い胸が張り裂けそうよ。こんな暴力や殺人は、愚かなことだわ。#PrayForOrlando」


 6月はプライド月間と言って、欧米各地でパレードが催され、LGBTの人々の権利運動が盛んに行われる月。

 そんななか事件を受け、同日に催されたLAパレードでは参加者が犠牲者を追悼するメッセージを持って行進。さらに今週末にパレードを予定しているデンバーやシカゴでも、追悼イベントが催された。

 事件のせいで今後のプライド・イベントの開催を危ぶむ声もあるけれど、事件を受け、今年のプライド・イベントでは例年以上の団結が見られるのではないだろうか。

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