「なぜ女性は男性と違ってわき毛やすね毛を処理しないと変な目で見られるのか?」
古くは女優のジュリア・ロバーツが、最近ではマドンナの娘や映画『ゴーン・ガール』の女優などがわき毛の処理をしないで人前に現れてその議論を加熱させてきた。
未処理の動きは一般の女性の間でも加速しており、その中のひとり、わき毛とすね毛の処理を「やめた宣言」したフィットネスブロガーのモーガン・ミケナスが話題を集めている。
2016年から伸ばしっぱなし
YouTubeやインスタグラムを中心にヘルシーな生活を紹介しているモーガンは、約1年前にわき毛とすね毛の処理をしないことを決意。
SNSで、自然に生やしたままの姿をたびたび公開している。
モーガンが処理をやめた理由
「全人類にわき毛やすね毛の処理をやめてほしいんじゃなくて、みんながなりたい自分になれるようインスパイアしたいだけ」と笑うモーガンは、処理をやめた理由についてYouTubeチャンネルでこう明かしている。
「11歳か12歳の頃にハーフパンツを穿いていたら、校庭で他の女の子たちにすね毛をからかわれたの。泣きながら家に帰って、母に脚の剃り方をおしえてもらったわ」
「毛の処理に時間がかかりすぎるわ。ある日、なんでこんな事にこんなに時間を使っているんだろうってふと思ったの」
「最近、処理をしなくなった後に児童保育で働いていたんだけど、プールの日に子供たちに『うわー、キモイ!男みたい!処理してない、キモイ』ってからわかれたわ。幼稚園児がこういった価値観を植え付けられているなんておかしい。小学校3年生ですでに脚の毛を剃っている女の子だっているのよ」
「女性はすね毛を剃ることが”普通”だという価値観を押し付けられるべきではない」
「剃るのをやめた当初は自分でも毛の処理をしないことに対して、『汚い』『恥ずかしい』『女性らしくない』『セクシーじゃない』って感じていたわ。でも今は違う。今は自分の体に自然に生えている毛が大好き。だって人は見た目だけじゃないんだから。私は見た目を変えることはやめたの」
モーガンの行動は賛否両論を呼んでいるものの、称賛する声も多く、動画のコメント欄には女性だけでなく男性からも、「清潔なら全然いいと思う」「女性の自由だ」「処理している方が好みだけど君の身体をどうするか君の自由だと思う」などと支持するコメントが書き込まれている。