スパイス・ガールズのメンバーであるメル・Bが夫との離婚を申請。DVや同性との三角関係など次々とスキャンダラスな内容が出てきている。

 イギリスで最も成功したガールズグループ「スパイス・ガールズ」のメンバーである、メル・Bことメラニー・ブラウンが、約10年連れ添った映画プロデューサーの夫スティーブン・ベラフォンテとの離婚を申請。

 メラニーはスティーブンのDVを理由に夫への接近禁止命令を取得したが、夫妻の子供の面倒を見ていた20代の女性ベビーシッターに訴えられるという、泥沼劇に発展している。

画像: スパイス・ガールズ泥沼離婚、夫からのDVや同性との三角関係が次々と発覚

夫のDVを暴露

 メラニーは接近禁止命令を申請した裁判資料で、2007年に結婚した直後から10年にわたって夫スティーブンからDVを受けていたと主張している。

 以下は、メラニーが資料で主張したDV被害の一部。

ロンドン・オリンピックでの事件

スパイス・ガールズのメンバーが再結成パフォーマンスを行った2012年のロンドン・オリンピック閉幕式の前に、スティーブンによってカーペットに押し倒されたと主張。当時メラニーは顔にできた傷は転倒が原因だとツイートしていたが、これは夫に強制されて投稿したものだと語っている。

画像: ロンドン・オリンピックでの事件

『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』での事件

2007年に人気ダンス番組に出演した時に、自宅で支度中に床に押し倒されて首を絞められたと主張。メラニーは裁判資料で、「私に何かいいことが起きるたびに、夫は自分の支配力を示すために私に暴力をふるいました」と綴っている。

画像: メラニーが裁判所に提出した顔のあざ写真。

メラニーが裁判所に提出した顔のあざ写真。

『Xファクター』での事件

2014年に英音楽番組『Xファクター』で審査員を務めた時に、胃潰瘍を理由にフィナーレの前半を欠席したメラニー。後半に登場した時に目元や腕にあざや切り傷があったためDV疑惑がささやかれ、メラニーは当時これを否定していたが、実際にはメイクで隠せないほどの暴力を受けたためだったと主張している。

画像: 『Xファクター』では顔や腕にあざや切り傷が見られた。

『Xファクター』では顔や腕にあざや切り傷が見られた。

 警察に被害を届けなかった理由や、DVを否定してきた理由については、自分と子供たちに危害が加えられると恐れていたからだと主張。

 メラニーには1人目の夫であるダンサーのジミー・ガルツァーとの間に娘が1人、俳優のエディ・マーフィーとの間に娘が1人、スティーブンとの間に娘が1人いる。

ベビーシッターを妊娠させたと主張 

 メラニーはDV以外に、スティーブンの浮気も離婚原因としてあげている。

 メラニーの主張では、スティーブンは夫妻が雇ったベビーシッターの女性を妊娠させたうえ子供を人工中絶させ、女性に3,000万円以上を貢いだという。

画像: 2007年の新婚当時のメラニーとスティーブン。

2007年の新婚当時のメラニーとスティーブン。

 さらにメラニーは、スティーブンに不特定多数の女性を含めた3人での性的な関係を強要され、その様子を収めた動画を使って、もしも別れたら動画を流出すると脅されていたと主張している。

ベビーシッターがメラニーを提訴

 しかし、ベビーシッターの女性はまったく異なる主張をしている。

 18歳の時に夫妻に雇われ現在26歳の女性は、メラニーをプライバシー侵害や精神的苦痛で訴え、裁判資料では自分を誘惑したのはスティーブンではなくメラニーであり、メラニーと7年間におよぶ性的な関係を持っていたと主張。スティーブンがその場にいる際は、主に彼はカメラマン役に徹していたと語った。

画像: 女性が裁判所に証拠として提出した写真。

女性が裁判所に証拠として提出した写真。

画像: ベビーシッターがメラニーを提訴

 女性は、以前から同性も性的対象になることを公に認めているメラニーが、「アルコール、名声、そして性的行為を使い、世間知らずで好奇心旺盛な18歳の留学生を誘惑した」と主張し、メラニーが立場を良くするために自分を悪者にしようとしているとした。

画像: 弁護士と共に裁判所を後にするスティーブン・ベラフォンテ。

弁護士と共に裁判所を後にするスティーブン・ベラフォンテ。

 夫のスティーブンはメラニーに対するDVを否定しているが、現在は、監視下でのみ娘と面会することが許されている。

 今後の裁判では、50億円前後と言われるメラニーの資産と子供の養育権が焦点となる。

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