Photo:シンクストック/ゲッティイメージズ、Twitter/United, Wendys
 乗客を無理やり引きずりおろしたことが発覚し、問題となっていたユナイテッド航空が、またしても炎上している。

あのナゲットの少年がきっかけ

 ユナイテッド航空が炎上するきっかけとなったのは、最近フロントロウ編集部でもお伝えした、ナゲットを愛するカーター・ウィルカーソンという、16歳の少年のツイートがきっかけ。

 カーターは今年の4月、ファストフード店のウェンディーズに対し、「やあ、ウェンディーズ。どれだけのリツイート数があったら、1年間チキンナゲットをタダにしてくれる?」とツイッターで呼びかけており、これにウェンディーズが「1,800万リツイート」という条件を提示。

画像1: あのナゲットの少年がきっかけ

 このやりとりがネットで話題になり、ぜひともカーターにナゲットを獲得してほしいという人々がリツイートに協力した結果、カーターのツイートはあの有名なアカデミー賞のツイートを抜き「史上最もリツイートされたツイート」に認定されるまでに。

 その結果、ウェンディーズが「ナゲットをあげるのに相応しい」記録だとして、カーターにナゲットをプレゼントしていた。

画像2: あのナゲットの少年がきっかけ

ユナイテッド航空が反応

 そんなカーターの記録達成に、ユナイテッド航空が反応。「どうも、カーター。世界記録おめでとう! 今こそ、どのウェンディーズに行きたいか決める時だよ。ダイレクトメールを送って、航空券をゲットして」と、少年に宛ててツイート。カーターがウェンディーズに行く際、ユナイテッド航空が無料で送迎を行うと提案した。

画像1: ユナイテッド航空が反応

 このユナイテッド航空のツイートに、人々が反応。ユナイテッド航空は今年の4月、無理やり男性の乗客を引きずりおろしケガを負わせるという問題を起こして炎上しており、そんな事件からたった1ヵ月でのこのオファーには疑問の声が。

 「これは罠だ!」「よう、ユナイテッド航空。どれだけリツイートされたら、次回のフライトの際に暴力を振るわれずに済むかな?」といったコメントや、「みんなまだあなたのことを嫌ってるんだよ、ユナイテッド航空」などとカーターが「ユナイテッド航空を利用するはずない」とするコメントが殺到し、またしても炎上している。

画像2: ユナイテッド航空が反応

 実はユナイテッド航空は事件を起こす前、カーターに対して、「もし1,800万リツイートを達成したら、世界中どこのウェンディーズにでも無料で行ける航空券をプレゼントするよ。頑張ってね」とツイートしており、あくまでこの約束を守っているだけのよう。

画像3: ユナイテッド航空が反応

 ただあの暴力事件は、「一生ユナイテッド航空は使わない」と発言するセレブが現れるほど世界に衝撃を与えたものだっただけに、事件からたった1ヵ月というタイミングでの今回のオファーに懸念を示す人がいるのも当然のこと。

 今のところカーターはこのツイートに反応しておらず、カーターがユナイテッド航空にどんな返事をするのかに、注目が集まっている。

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