これまで世間的に「醜いもの」とされてきたストレッチマーク(肉割れ線)を題材にした芸術作品のが話題に。

“欠点”は個性の一部

 スペイン人女性アーティスト、シンタ・トルト・カルトロの作品が注目を集めている。カラフルな色調が目をひく彼女の作品の題材となっているのは、女性たちの身体に残るストレッチマーク(肉割れ線)。

 以前から女性の身体などを題材にした作品を多く発表してきた彼女が、ストレッチマークをを使って表現しているのは「一般的に“欠点”と呼ばれるものは、恥じるべきものではなく個人としての個性の一部である」とする美学。

 シンタは、モデル女性のお尻や太もも、脇腹などに残るストレッチマークを色とりどりの絵の具を使って美しく彩っている。

 昨今、人気ランジェリーブランドのヴィクトリアズ・シークレットや世界各国に多くの顧客を持つオンラインショップのエイソス(asos)、ロサンゼルス発の水着メーカー、レヤ・スイム(RHEYA SWIM)などがモデルの太ももやお尻などに写り込んだストレッチマークを修正せずに写真を公開して話題に。

 ストレッチマークは、ありのままの女性の美しさを称える象徴のひとつとして「恥ずかしがったり隠したりする必要はない」という論調が強まるなか、シンタの試みは、さらにその先を行く現代芸術として絶賛されている。

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