映画『スーサイド・スクワッド』の主演女優マーゴット・ロビーが、出身国であるオーストラリアで行われる同性婚合法化をめぐる国民投票に対する大切な呼びかけをした。

同性婚の合法化へ

 オーストラリアでは、昨年11月に同性婚の合法化をめぐる法案が提出され、合法化の是非を問う国民投票が間もなく行われる。
 それを受けて豪出身の女優マーゴット・ロビーが、自身のインスタグラムで国民へ投票を呼びかけた。

 「愛は愛。私みたいに海外に住んでいるオーストラリア人のみんなも8月24日までに投票のための登録をしようね」というコメントともに、レインボーのボーダーにハートフレームのサングラスをかけたキュートな写真を投稿。100万以上のいいね!を獲得するなど大反響を受けている。

Instagram投稿の投稿者: @margotrobbieさん 日時: 2017 8月 15 9:09午前 UTC

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 じつはこの国民投票、LGBT+の権利を認める世界中の人々が注目する重要な出来事なのである。

なかなか進展しない同性婚合法化

 今回、30億円以上をかけて行うと言われている同性婚合法化の是非を問う国民投票。

 本来ならば2017年2月に実施される予定だったこの投票は、当初予算が120億円だったため、労働党が「する必要のない投票なのに予算が高すぎる」と主張。さらに「同性愛者が誹謗中傷を受けやすい」という懸念で一度見送りになった。

 労働党の主張の一方で、国民投票を支持してきた自由党は、じつは同性婚合法化に反対する保守派と言われていて、同党の党首で首相だったアボット前首相は「同性婚カップルの結婚を許せば、家族の崩壊を招くだろう」という発言をしている。

 さらに、今回行われる「プレビサイト(Plebiscite)」と呼ばれる投票は、憲法改正を伴わない国民投票。

 投票結果が決議に大きな影響力があるとはいえ、法案が可決されるとは限らないため、同性婚同法化を阻止したい一部の自由党が、国民投票を主張していたという現状があった。

画像: なかなか進展しない同性婚合法化

西洋諸国に比べて遅れをとるオーストラリア

 そんな政治的な背景から、なかなか進展しないオーストラリアの同性婚合法化。隣国ニュージーランドはじめ、アメリカ、ドイツなど多くの西洋諸国で同性婚が合法化されるなか、オーストラリアは、こうした流れから大きく遅れを取っている。

画像: 西洋諸国に比べて遅れをとるオーストラリア

 過半数以上の国民が同性婚を支持しているという調査結果があるにもかかわらず、アボット前首相を支持する一部の有権者や、特定のカトリック団体など、同性婚に否定的な意見を持つ人がいるのも事実。

 たとえば先日、元テニス選手のマーゴット・コートが、同性婚を支持した豪航空会社のカンタス航空を非難。さらには、同航空会社のCEOのアラン・ジョイスが、同性婚を反対する男性から、いきなり顔面にパイを押し当てられるという被害が起きた。

 世界的にLGBT+の権利を支持する風潮が広がるなか、それに反する保守的な政権の存在が、同性婚合法化の足を引っ張っているオーストラリア。
 だからこそ、今回満を持して実施されている国民投票で、少しでも多くの人が投票することが重要。
 マーゴットの投稿は、そんな投票の重要性を訴えたものだからこそ、大きな反響が集まっている。

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 オーストラリアの同性婚合法化の是非を問う国民投票は、現地時間8月24日までに該当サイトや申請書で登録して、その後投票することができる。

 世界中が注目している国民投票、果たしてどんな判断が下されるのか。

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