ある家族が生まれたばかりの赤ちゃんとともに撮った家族写真の裏には、あるストーリーが隠されていた。そのストーリーとは?

 スティーブンとグロリア・キンメル夫妻は、6月に産まれたばかりの赤ちゃんと共に写真を撮り、その写真を妻グロリアの妹グレースがツイッターでシェア。その写真とは、背中に羽のタトゥーをいれたスティーブンとグロリアの間に赤ちゃんが寝ていて、まるで赤ちゃんから羽が生えているかのような写真に。

画像: ある1枚の家族写真の裏に隠されたストーリーに涙 その理由とは?

 しかしこの写真には、ある背景が。グレースがこの写真をアップした時のコメントには、「私の姉と彼女の夫は、2年前に息子が亡くなった後に背中に天使のハネのタトゥーをいれました。そして6月に女の子の赤ちゃんを授かりました。この写真を見ていると泣かずにはいられません」と書いてあった。

 スティーブンとグロリアは2年前にアイザック君という男の子の赤ちゃんを授かったけれど、SMAという病気にかかってしまう。この病気は小児に起こる遺伝性の疾患で、生後6ヵ月で生後1歳6ヶ月までの死亡率は95%と言われている。2人は医者から「自宅に連れて帰って、出来る限り側にいて愛情を注いであげなさい」と言われ、その通りアイザック君を連れて帰り愛情を注ぎ、アイザック君は2歳という若さでこの世を去った。

 そのあと、2人は背中に天使の羽のタトゥーをいれた。インタビューで2人は、「このタトゥーは彼の天使の羽を意味しています。アイザックは、生きる価値を見失ってしまってバラバラになりかけた私たち夫婦をつなぎとめてくれた天使なんです。このタトゥーは、彼は永遠に私たちの心の中で生き続けていると思い出させてくれます」と話した。

 2年後、2人の間に女の子の赤ちゃんが誕生。そしてアイザック君が届けてくれた宝物である新しい家族の一員と、このような家族写真を撮ることに。

 この写真は瞬く間に拡散されており、多くの人の心を動かしている。

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