毎年米People誌が発表し、世界中で話題になるリスト「世界でもっとも美しい人」について耳にしたことがある人は多いはず。このリストでは、世界中から「美しい人」が100人選ばれ発表される。
米ボストン大学医学部の研究チームは、その「世界で最も美しい人」から、2009年版と2017年版で選ばれたセレブたちをリストアップし、年齢を比較した。
美しいとされる女性の平均年齢に変化が
リストにあるセレブの平均年齢を出した結果、2009年に「世界で最も美しい人」に選ばれたセレブたちの平均年齢が33.2歳だったのに対し、2017年に「世界で最も美しい人」に選ばれたセレブたちの平均年齢は、38.9歳。ここ10年足らずの間に、5歳以上も上がっていることがわかる。
ちなみに、2017年版「世界で最も美しい人」の栄えある1位を受賞したのは、49歳のジュリア・ロバーツ。ほかにも、41歳のリース・ウィザースプーンや36歳のアリシア・キーズなど、30代後半~のセレブが多くランクインしており、これまでの「若さ至上主義」だった美の基準が大きく変わってきていることが伺える。
調査を指揮したニーラム・ヴァシ博士は、「人々は、新しいカルチャーや様々な価値観への知識を深めるにつれて、美しさに対する意識も進化してきている」とコメント。年を重ねても、自分らしく内側から輝く女性たちが注目を集めていることで、「若ければいい」という価値観は過去のものとなりつつあるよう。
これからは、女性たちが年齢のプレッシャーを感じることなく、より自分らしさにフォーカスして輝いていける時代が来ることを期待したい。