ある女性が、1ヵ月街で声をかけてきた男性たちとセルフィーを撮り続けた。彼女が訴えていることって?

 街中で男性から声を掛けられて不愉快な気持ちになったことのある女性はたくさんいるはず。オランダに住む20歳のノア・ジャンスマさんは、そんな女性たちの気持ちを男性たちに伝えるべく、女性を代表してある行動を起こすことを決心。

ナンパしてきた男性たちとセルフィー

 それは、街中で自分に声を掛けてきた男性たちとセルフィーを撮り、それを1ヵ月間「dearcatcallers(ディアキャットコーラーズ)」という専用インスタグラムにアップすること。そこには、ノアが男性たちと撮った数々の写真が投稿されている。

画像1: ナンパしてきた男性たちとセルフィー
画像2: ナンパしてきた男性たちとセルフィー

 コメントには、「番号教えてよ」「キスしない?」「俺の車でドライブしない?」など、男性たちがなんと言ってノアに声を掛けてきたかが書かれている。なかには10分間もノアを追いかけてきた男性もいたという。

画像: ノアの肩に手を回す男性も。

ノアの肩に手を回す男性も。

ノアが伝えたいこと

 ではノアは、男性たちとセルフィーを撮って何を伝えたかったのか? ノアはインタビューで「セルフィーを頼むのは正直怖かった。だけど、彼らは親指を立てて嬉しそうにポーズを取ってる。(ナンパすることで)みんな本気で私のことを褒めてると思ってる。だけど、本当は私のことなんてどうでもいいのよ。私が不愉快に思ってることなんてこれっぽっちも気付いてない」と話した。

 写真を見てもらえば分かる通り、どの写真もノアは不愉快な表情で写っているのに反して、男性たちはみんな笑顔で写っている。

画像: ノアが伝えたいこと

 男性たちは、ノアに声を掛けることが、実際はノアの気分を害していることに気付いていない。これは一種のセクハラだということをノアは伝えたかったよう。ノアが開設したこのアカウントのプロフィールには「褒め言葉じゃない」と一言で書いてある。

 1ヵ月の活動を終えたノアはインスタグラムの投稿で、これは世界的な問題だと話し、このアカウントを世界のどこかにいるほかの女性に引き継ぐと伝えている。

 これを見た男性たちが、女性の本当の気持ちを理解して行動を改めてくれることを願いたい。

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