コスメを扱う店に置いてある試供品のリップを試した女性が「ヘルペス」に感染したことがわかった。

試供品に潜むリスク

 アメリカを中心に、ヨーロッパにも幅広く展開する大型コスメ専門店の「SEPHORA(セフォラ)」で試供品のリップを試した女性が口唇ヘルペスに感染したとして店を訴えた。

 被害にあった女性によると、同専門店に置かれた試供品のリップを使用した後日、彼女の唇に異変が表れたという。そこですぐに病院に行ったところ「口唇ヘルペス」と診断された。女性はそれ以前にヘルペスに感染したことはなく、唇に水ぶくれができたこともなかったという。

画像: 試供品に潜むリスク

 ちなみに、一概にヘルペスといっても性器ヘルペスとは違い、口唇ヘルペスは一般的に性病のくくりには含まれない(※)。

 ※ただし性器への接触により感染した場合は性病となる。

ウィルスの感染を防ぐには?

 この女性の訴えが事実で、感染源がSEPHORAであるという証拠はまだ出てきていないようだが、多くの人が使う店の試供品が原因でヘルペスに感染することは大いにあり得るという。

 アメリカのシュワイガー・ダーマトロジー・グループの皮膚科医によると、SEPHORAのように数百人から数千人単位の人が訪れる店で、口唇ヘルペスを持つ人が試供品を使用した場合、ほかの人にウィルスに感染する危険性は高いという。

画像: ウィルスの感染を防ぐには?

 使わないのが1番かもしれないが、どうしても試したい場合は使う前にティッシュなどで表面をふき取り、綿棒やスポンジなどを使って使用することをおすすめする。

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