“自殺願望があるかどうかは外見じゃわからない”ということを証明した2枚の写真が話題に。

写真で見る精神的な病の難しさ

 たとえ精神的な病や自殺願望といった問題に苦しんでいたとしても、必ずしもそれが表に出るわけではない。それを証明する2枚の写真が話題になっている。

画像1: 写真で見る精神的な病の難しさ

 2枚とも同じ女性の写真だが表情がまったく違う。とくに右の写真に関してはとても幸せそうに見える。しかし、この女性の精神状態はどちらにおいても決して良いものではなかった。

 この写真を投稿したのはミリー・スミスという女性で、メンタルヘルスに関する啓もう活動を行う傍ら、自らも境界性パーソナリティ障害という精神疾患の治療に励んでいる。

画像2: 写真で見る精神的な病の難しさ

 そんなミリーは自らの経験をもとにこう語った。

 「病院で医者から『自殺するようには見えない』と言われたことを忘れません。(中略)表情や見た目に出ないことが精神的な病の恐ろしいところなのです。右の写真に写る私も、左の写真に写る私も自殺願望がありました。写真に写る私の表情は2枚とも違いますが、どちらを撮影した時も自殺願望と闘っていました。だから見た目で判断するのはやめてください」

 このほかにミリーはこんな写真も投稿している。

画像3: 写真で見る精神的な病の難しさ

 カメラに向けて明るい笑顔を向けるミリーだが、この写真が撮影された約7時間後、彼女は3度目の自殺を図った。

 幸い命は助かったが、ミリーはこの時のことについて「この写真を朝撮影した際は、自分が夜に自殺を図るなんて予想もしていなかった」という。「ほんの数秒で気分が変わり、自殺願望に切り替わることもある」と精神的な病の難しさについて説明した。

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