アパレルブランドのTOPSHOPがトランスジェンダーの利用者から、「スタッフから差別を受けた」というクレームを受け、試着室を男女共同に変更した。

 イギリス発のファストファッションブランドTOPSHOP(トップショップ)。世界20ヵ国以上に店舗を持ち、多くの海外セレブも愛用するブランドに、ある女性がクレームをした。

 TOPSHOPにツイッターでメッセージを送ったのは、トラヴィス・アラバンザというトランスジェンダーの女性。トラヴィスは、女性用の試着室を使おうとした際、男性用の試着室を使うよう店員から指示を受けたとして激怒。

 「ねえTOPSHOPさん、今マンチェスターのお店で差別を受けたんだけど。試着室を使わせてもらえなかったのは本当にあり得ない。どうにかして」とツイート。

 するとTOPSHOPの公式ツイッターは、「試着室のポリシーを変更したことをお知らせします」と返信。さらに、ブランドの代表者は「全てのTOPSHOP、TOPMANのお客様は、すべての試着室を自由にお使い頂けます。このポリシーは世界中の店舗でも適用します」と声明を出し、試着室を男女共同のものにすると発表。

画像: 大手アパレルブランド、顧客から差別のクレーム受け試着室を男女共同に変更

 ここ数年、ファッション界では性の境界を超えたジェンダーレスという流れが本格化している。そのなかでどんな人でも気持ち良く買い物ができるようにと、TOPSHOPは新たな一歩を踏み出した。

This article is a sponsored article by
''.