90年代風「ニルバーナ・ブロンド」
11月20日に開催されたアメリカン・ミュージック・アワード(以下AMA)にプラチナブロンド・ヘアに変身して登場して世間を驚かせたセレーナ・ゴメス。
これまでのセレーナの定番と言えば、地毛の黒髪やダークブラウンだっただけに、今回の彼女の大胆イメチェンには度肝を抜かれる人が続出。
そんな彼女の新ヘアカラーを担当したセレブ御用達ヘアスタイリストが、大変身の裏側を告白した。
セレーナのカラーリングを手がけたのは、ロサンゼルスにある人気ヘアサロン、ナイン・ゼロ・ワン(Nine Zero One)のオーナーであるニッキー・リーとライアナ・カプリ。
セレーナにとって、これまでで最も大きなカラーチェンジとなった今回のカラーリングに際して2人が最も気をつけたのは、できるだけ地毛を傷めず健康な状態に保つことと、セレーナの肌色に最も似合うカラーに仕上げること。
90年代に流行したブロンドヘアに着想を得たこのカラーは、当時一世を風靡したロックバンドのニルバーナにちなんで「ニルバーナ・ブロンド」と名づけられた。
気の遠くなるような作業
AMAの舞台に立つイメチェン後のセレーナの写真を自身のインスタグラムで公開したライアナは、世のヘアスタイリストたちに向けて「セレーナの“ニルバーナ・ブロンド“ヘアの写真を持ったお客様に『この色にしてください!』と頼まれた場合に参考にしてください」と、カラーリングの詳細を解説。
ライアナ曰く、この絶妙なカラーを実現するのにかかった時間は、なんと9時間!
通常、黒髪からプラチナブロンドへのカラーチェンジとなると、何段階かに分けてブリーチしたり、カラーをのせたりと数日に分けて行程を完成させることも多いが、セレーナの場合スケジュールの都合もあり1日ですべてを完了させなければならなかったよう。
スライシングと呼ばれる、立体感を出すために毛束を少しずつ取って違うカラー剤を塗布していく方法でカラーリングされたセレーナのブロンドヘアに使用されたブリーチの量は専用のボールに計8杯。毛束を包むために使われたフォイルの枚数は、なんと300枚にも及び、腕利きのスタイリスト2人がフル稼働しても、気の遠くなるような大変な作業だったという。
9時間にも及ぶ長丁場となると、ずっと椅子に座りっぱなしで施術されている側のセレーナにも相当な忍耐力が必要だったはず。
ライアナは、セレーナと同じカラーに挑戦したいと願う世の女性たちに対し「ものすごく忍耐力が必要だということを覚悟してください」と警告している。