5年前に亡くなった父親から21歳になった娘の誕生日に届けられた手紙に感動。

亡き父からの最後の誕生日プレゼント

 アメリカ・テネシー州に住む女性ベイリー・セラーズは、16歳のときに父親を膵臓がんで亡くしている。

 末期と診断され、すでに余命が短いことを知っていた彼女の父は、若くして父親を失ってしまう娘を憂い、毎年彼女の誕生日には美しい花束とメッセージカードが届くよう生前に手配していた。

 今年21歳を迎えたベイリーは、これまで5年間続いていた父からの贈り物が今年で最後となったことを自身のツイッターで報告。父からの最後のラブレターと花束の写真を公開した。

画像: ©Bailey Sellers/ Twitter

©Bailey Sellers/ Twitter

 ベイリーへの手紙には、こう綴られている。

ベイリーへ
これがまたいつかどこかで再会できるまでの、私からキミへの最後の手紙だ。
キミにはもう天国にいる私のために涙を流して欲しくないんだ、ベイビーガール。
キミは今も、そして、これからも、私に与えられた一番大切な宝石だ。
今日はキミの21歳の誕生日だね。
どうかママをリスペクトして、自分に正直に生きてほしい。
幸せに、人生を思いっきり楽しんでくれ。
これからもずっと、私はキミの人生の重要な節目にはそばで見守っているから、周りを見渡してごらん。
アイ・ラブ・ユー、ブー・ブー(※)、お誕生日おめでとう!!
パパより
※父親がベイリーを呼んでいた愛称。

 ベイリーは、「父が亡くなってから、誕生日が来るのが嫌で仕方がありませんでした。だって、父はこれまで毎年、私の誕生日を特別なものにしてくれていたから」と、父親からの心温まる贈り物に感謝する反面、彼がもうこの世にはいないという悲しみに打ちのめされてきたと米ニューヨーク・ポストに語っている。

画像: 生前の父と幼い頃のベイリー。©Bailey Sellers/ Twitter

生前の父と幼い頃のベイリー。©Bailey Sellers/ Twitter

 21歳とは、アメリカの多くの州で、立派な大人であると認められる年齢。来年からはベイリーのもとに父からの手紙が届くことはないが、彼女はきっと大好きな彼との思い出を胸に、たくましく強い女性として生きていくことだろう。

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