現在制作が進められているディズニー・アニメ『ムーラン』の実写版映画の主役に中国人女優が抜擢されたことが発表に。

演技力、歌唱力、英語力と武術を兼ね備える実力派

 世界各国からの1000人近くにもおよぶオーディション参加者のなかから、見事、主人公のムーラン役を射止めたのは中国出身でアメリカ国籍を持つ女優のリウ・イーフェイ(劉亦菲)。

 中国ではすでにトップ女優として数々のドラマや映画に出演しているイーフェイは、これまでにも、中国映画界の2大スター、ジャッキー・チェンとジェット・リーが共演を果たして話題となった米中合作映画『ドラゴン・キングダム』(2008年公開)に出演し、ハリウッドデビュー。

 2014年には大物俳優ニコラス・ケイジとカナダ人俳優のヘイデン・クリステンセンが共演したアクション映画『ザ・レジェンド』(2014年)にも重要な役どころで出演している。

画像: 演技力、歌唱力、英語力と武術を兼ね備える実力派

 透明感のある美しさから「妖精」のニックネームで親しまれ、「お嫁さんにしたい女優」ランキングの常連でもある彼女は、歌手としても活動しており、2006年には日本でも日本語曲を収めたアルバムをリリースしている。

 確かな演技力と歌唱力に加え、武術の腕前、そして9歳から14歳までアメリカで過ごしたことで身についた英語力も、今回彼女がムーラン役に抜擢された理由。

 近年、映画界における「ホワイトウォッシング」(※)が物議を醸すなか、中国を舞台にした同作に、白人や別の人種ではなく、れっきとした中国人女優がキャスティングされたことに、世間からは喜びや期待の声が寄せられている。

※非白人のキャラクターを白人の俳優が演じること。さまざまな人種の俳優が数多く活躍する現代において、キャラクターを白人化するのは人種差別的な行為だとして批判が上がっている。

 現時点ではイーフェイ以外のキャストは発表されておらず、どんな役者が脇を固めることになるのかにも注目。同作の公開は2019年を目標とされている。

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