レイプ被害が社会問題化するアメリカで野放しになっているレイプ犯の驚愕の人数が明らかに...。

アメリカにおけるレイプ事件の実態

 調査機関の報告で98秒に1人がレイプ被害に遭っていることが明らかになるなど、レイプが社会問題として深刻化しているアメリカ。ハリウッドのセクハラスキャンダルをきっかけに、性犯罪撲滅に向けて社会全体が動き始めるなか、アメリカ国内で野放しなっているレイプ犯の驚愕の人数が判明した。

 先日、ミシガン州ウェイン郡の検察が、デトロイト市警の倉庫で約8年前に見つかった未調査のレイプキット(※)11,341個の一部を調べた結果、800人以上の連続レイプ犯の特定にいたったことを報告。まだ調査が終了していないレイプキットもあるため、人数はさらに増えることが予想されている。

 ※性犯罪捜査を目的として医学的証拠を収集・保存するための器具や文書一式。

画像: アメリカにおけるレイプ事件の実態

 この調査に当たった検察官のキム・ウォーシーは、地元紙のDetroit Free Press誌にこの「800人超」という数字は、あくまでもウェイン郡内だけのものであることを強調。さらに、レイプ犯の大半が逮捕前にすでに7〜11回の犯行に及んでいることを明かした。その証拠に、今回の調査で見つかったレイプ犯50人が、これまでに10〜15回の犯行に及んていたことが警察や検察の捜査からわかっている。

 また米Newsweek誌によると、放置もしくは紛失したレイプキットがあるのは今回のデトロイト市だけにとどまらず、アメリカ国内にある未調査のレイプキットは推定400,000個にのぼつとも。もしこの数字が正しければ、29,000人超の連続レイプ犯が野放しになっているということになる。

ちなみに、アメリカではレイプキットの紛失や未調査を防ぐために、宅配業者が荷物のトラッキングに使用する手法を応用するなど、早期の事件解決に向けて様々な対応策が練られているという。

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