カナダ出身の19歳の美声シンガー、ショーン・メンデスが春から続けていた世界ツアー「イルミネイト」の最終公演をここ東京で無事に終えた。日本を離れる前には、羽田空港のフードコートで最後の食事をする姿をフロントロウ編集部が目撃!

一体感あふれる最終公演

 日本で今年デビューしたばかりながら、初の単独来日公演のチケットは完売。

 この日はイルミネイト・ツアーの最終日ということもあり、外国からわざわざ訪日したファンの姿も。好奇心旺盛な10代が中心だった客席では、ショーンの話題を通して、日本と海外ファンの間で自然と会話がはじまっていた。

 ショーンがギターを持ってステージに現れるとそんな会場の一体感はさらに高まり、合唱や手拍子をするなど、満員の客席はパフォーマンスに没頭。現代のコンサートでよくみる風景となった、スマホの画面の数が極端に少なかったのも、印象的だった。

画像: photo by Yuki Kuroyanagi

photo by Yuki Kuroyanagi

 「今日はツアーの最終公演だから、すごく特別な日なんだ。だからみんなで最高の特別な日にしよう!」。こうシャウトするショーンへのサプライズとして、「ネヴァー・ビー・アローン」が歌われた時には、ファンがスマホのライトをカラーテープにかざして客席を七色に点灯。これにはショーンも、「ビューティフル」と喜びの言葉を漏らしていた。

 先月リリースされた『イルミネイト(ジャパン・スペシャル・エディション)』からの曲を中心に15曲以上をほぼ休みなしに歌ったショーンは、ライブを終えると、「ありがとう。今回のツアー公演に来てくれて一緒に歌ってくれたみんなに、心の底から感謝しているよ。これでイルミネイト・ワールド・ツアーはおしいまい!アイ・ラブ・ユー!」と、SNSで感無量の様子でコメントしていた。

羽田空港でお別れの食事

 1年近いワールドツアーを終えたショーンは、その後、帰国の途へ。

 ただ、日本を発つ前に腹ごしらえをしたかったようで、羽田空港のラーメン店前で、おいしそうにスープをすする様子が目撃された。

 フードコートのテーブルに腰をおろし、ホリデー休暇に出かける国内外のトラベラーと肩を並べながら、いつもの黒いTシャツを着て変装ゼロでもくもくと食事を楽しんでいたショーン。「世界で最も影響力のある10代(Forbes誌発表)」に4年連続で選ばれている19歳の、なんとも素朴な姿だった。

画像: 羽田空港でお別れの食事

ショーン・メンデス
『イルミネイト(ジャパン・スペシャル・エディション)』
発売中
CD: UICL-1140 / 2,500円+税 / 日本独自企画盤

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