ロミーという女性が、生まれつき羽が欠けていた蝶に羽を与えた。
昨年、自宅の庭で何匹かのさなぎを発見したロミーは、蝶になるまで育てることを決意。それから時が経ち、オレンジと黒の羽を持つ蝶たちが誕生した。
しかし、そのうち1匹だけ片方の羽が欠けた状態で生まれてきた。
そこでロミーは、なんと蝶の羽を再生することに。実は、ロミーの職業はコスチュームデザイナーで、とても手先が器用。
蝶の羽の直し方を調べ、それを見ながらロミーは蝶の羽の手術をスタート。
彼女が用意したのは、タオル、ハサミ、毛抜き、コンタクトセメントなど。そして一番重要な羽は、先日亡くなった別の蝶からもらったものを用意した。
ここからロミーは本領発揮。動かないようにハンガーで蝶を抑え、羽の移植を行った。
よく見ると模様もピッタリ当てはまっており、完璧な仕上がり。そして手術を終えた蝶は、飛ぶことにも成功。亡くなった蝶の意志を引き継ぐように、生まれて初めての飛翔を楽しんでいる。