来日したサム・スミスが、『YouTube Music Night with J-WAVE BAR feat. Sam Smith』で、プレミアムなパフォーマンスを披露。失恋ソングを得意とするサムが、楽曲の制作秘話を明かした。

話題の2曲を生披露

 最新アルバム『スリル・オブ・イット・オール』のPRのため来日したサム・スミスが、YouTube 主催の音楽イベント『YouTube Music Night with J-WAVE BAR feat. Sam Smith』に出演。

 同イベントはYouTube にてライブ配信され、J-WAVEの無料リスナー会員サービス「J-me」の会員を対象に、限定30名が参加した。

 そこでサムは、東京の夜景をバックに、最新シングル「トゥー・グッド・アット・グッバイズ ~さよならに慣れすぎて」と、CMで話題の曲「パレス」の2曲を歌唱。

画像1: 話題の2曲を生披露

 13歳の頃から日本に来るのを楽しみにしていたというサムは、最高のパフォーマンスができたというイベントで歌った2曲について、自身の思いを語ってくれた。

 大ヒット中の「トゥー・グッド・アット・グッバイズ ~さよならに慣れすぎて」は、サム本人の失恋経験をもとに作られたもの。

 昨年、恋人にフラれる1週間前に書いた歌だと語ったサムは、「さよなら」の準備ができていたと思っていたのに、いざ別れた時に感じた痛みや辛さを感じた経験を歌った失恋ソングだと説明。

 また、アルバムのなかでもお気に入りの曲だという「パレス」については、ナッシュヴィルで制作し、人生や、恋愛での悲しい出来事について、自分たちの頭や心の中にある宮殿(パレス)の窓をひとつずつ開けていくイメージで作ったのだそう。

 そんな同曲が日本のCMで話題になっていることについても、「信じられないよ!」と驚きを隠せない様子を見せたサム。

 「『パレス』のような自分の核となる曲を、多くの人が知ってくれて、共感してくれてすごく嬉しい」と喜びを語った。

画像2: 話題の2曲を生披露

アルバム制作時の自分を振り返り…

 パフォーマンスを披露した2曲が収録されたアルバム『スリル・オブ・イット・オール』は、サム本人が「(曲を作った時の自分が)ものすごく寂しかったんだなって思うよ(笑)」と振り返るほど、胸を打つラブソングが多数、収録されている。

「自分でも悲しい曲ばっかり歌っているって冗談で言ったり、みんなサムは悲しい歌が好きって言われたりするんだけど、本当はそんなこと思っていなくて、僕の歌はみんなが感じたことのある素直でまっすぐな感情を表しているんだ。悲しい気持ちは、じつはポジティヴな感情だと思う。僕の場合は悲しい感情を音楽にして、それがセラピーになっているから」

画像: アルバム制作時の自分を振り返り…

 サムのアルバム『スリル・オブ・イット・オール』は、失恋ソングでも前に一歩踏み出す勇気をくれる力強い楽曲が詰まっている。

 イベント最後に、サム本人より「日本を含むアジア・ツアーについて、近日中に発表があるから楽しみにしていてね!」というコメントを残して終了。

 今後の活躍に大注目のサムは、現地時間1月28日に行われるグラミー賞でパフォーマンスする予定。

サム・スミス
2ndアルバム『スリル・オブ・イット・オール』 発売中

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