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 「スキー」と「バレエ」が合体した“雪上のフィギュアスケート”と呼ばれる幻のスポーツ、「スキーバレエ」がすごい!

雪上のダンス競技

 いよいよ2月9日から開催された平昌オリンピック。今回も冬季オリンピックならではの雪上や氷上を舞台にした競技で世界各国のアスリートたちが凌ぎを削ることが予想されているけれど、今から約20年ほど前に注目を集めた伝説の競技「スキーバレエ」をご存知だろうか? 

 スキーバレエ、のちに「アクロ(スキー)」と名称を変更したこの競技は、言ってみれば雪上のフィギュアスケート。

 雪原を滑走しながら、スキー板をつけたまま、回転、ジャンプ、ステップ、空中技などを組み合わせた振り付けを音楽に合わせて披露するという、かなり難易度の高い競技。

  

スキーバレエの歴史

 その名の通り、スキーとクラシック・バレエを組み合わせたこのスポーツは、フリースタイルスキーの競技の1つとして1980年のワールドカップの競技種目に。1988年のカルガリーオリンピック、1992年のアルベールビルオリンピックでは公開競技にもなった。

 しかし、「ジャッジが主観的になりすぎる」などの理由で正式種目からは落選。その後、競技人口や観客数が減少し、名称を「アクロ(スキー)」と変更し、ルールも改正されたものの、人気の衰えに歯止めがかからず、2000年代後半には自然消滅のような形で世界の舞台から姿を消した。

  

あの感動をもう一度!

 現在でも、今となっては、もはや幻となったスキーバレエの素晴らしさを後の世代に伝えようと、当時の競技映像を発掘し、Youtubeなどで動画を公開している人々は多数。

 優雅で巧みなワザが連発するも、どこかシュールなスキーバレエの名場面を集めたコンピレーション動画がコチラ。

 海外では、現在でもエクササイズの一つとしてスキーバレエを楽しんでいる人々も。スキーとダンス、そしてジャンプ技などの腕前が試されるこの競技がまたいつの日かオリンピック競技として返り咲くことを熱望しているコアなファンも多い。

記事内の写真は実際の競技中のものではなく、「スキーバレエ」にインスパイアされたフォトシュートからのものです。

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