前足を失った子猫が、引き取ったある男性の愛情のもとで幸せそうに暮らす姿に涙する。

 オスマンという男性は、何者かに襲われて重傷を負った猫がいると連絡を受け、その猫を引き取ることにした。
 家に連れてこられた子猫を見ると、右の前足が片方失われており、オスマンは急いで獣医学校で子猫の手当てをしてもらうことに。
 さらに、左の前足も5箇所骨折していることが発覚して切断せざるを得ない状況になり、子猫は前足を両方とも失ってしまった。

 ゼイナと名付けられた子猫は、無事に手術が終わったあと、オスマンをじっと見つめていたという。 

 そこで彼が、「僕は君が持っていない腕になるから、君は僕がもっていない幸せになって」と声をかけたところ、心が通じたのか、ゼイナもそれに応えるよう鳴き声をあげたと、オスマンはウェブメディアAnadolu Kedisiに語った。

 その後彼は、前足を失ったゼイナのためにあるものを制作。それは、ゼイナがご飯や水を自分で食べられるようにするための台。
 

 前足のないゼイナが食べやすい高さに設置し、台には少しだけ傾斜をつけた。そして、長時間体を台につけていても痛くならないよう、角になった部分は布でしっかりカバー。
 オスマンの愛が感じられる様々な工夫が施された。

 酷い経験をし、重傷を負い、路上で瀕死状態だったゼイナだが、今はオスマンの愛情の元ですくすくと育っている。

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