10代の頃からニキビに悩んでいるケンダルが頼る皮膚科専門医のクリスティーは、ニキビ対策には「できるだけシンプルなスキンケア」を心がけることが一番大切だとアドバイス。
米W誌のインタビューに答えたクリスティーは、「肌をできるだけ優しくいたわること。ニキビは肌の炎症であることを忘れてはいけないわ」とコメントし、すでに炎症している状態のニキビを潰したりスクラブで執拗に顔を擦ったりするのは、肌荒れを悪化させるだけだと注意した。
ニキビ用商品は「宣伝文句」より「有効成分」
またクリスティーが語ったのが、ニキビ用のスキンケア商品を探す際には、有効成分に着目すべきということ。
クリスティーいわくニキビの改善に一番効果的な成分は、毛穴の詰まりを取り除く働きがある「サリシリックアシッド(BHA)」、ニキビの原因となるアクネ菌を殺菌する「過酸化ベンゾイル」、ジュクジュクした患部を乾燥させる効果のある「サルファ」といった成分。
ニキビ用製品を選ぶ時は、つい宣伝文句で判断しがちだけれど、チェックするべきなのは、どんな有効成分が入っているか。これらの成分が配合されたニキビケアのアイテムを使うことで、より効果的にニキビを撃退することができるという。
ニキビができていない時も心がけを
ニキビの予防については、「(ニキビのできやすい肌質の人は)スクラブや、ティンテッドモイスチャライザー(色つき乳液)といったアイテムは出来るだけ使わないほうがいいわ。使用を控えるだけで、肌の調子がだいぶ変わってくるはず」と、ニキビができていない時でも、ニキビを刺激するようなアイテムは避けるべきだとアドバイスした。
ニキビは気になるだけに、ついあれこれと手を焼いてしまうけれど、それが逆効果になることも多いよう。ニキビに悩まされている人は、もう一度スキンケアを見直してみて。