女優のジェシカ・チャステインが、SNSで自分を批判した人に20万円を寄付。その理由とは?

 映画『インターステラー』などで知られる女優ジェシカ・チャステインは、普段から女性の権利などに積極的に声をあげており、先日の国際女性デーでも自身のインスタグラムにある投稿をした。

 ディオールの「私たちはみんなフェミニストになるべきだ」と書かれたフェミニストTシャツを着たジェシカは、「フェミニズム:すべでの性別の政治的、経済的、社会的平等のセオリー」と、ジェシカなりのフェミニズムの定義を書いて投稿した。

この投稿にあるアンチコメントが

 すると、この投稿を見たカリン・ホールステン・シュルズという女性が、「そうね、神を信じてまだ生まれてない子供のために立ち上がるフェミニスト。そんなフェミニストに私はなるわ」とコメント。

 このコメントを見たジェシカは、カリンのインスタグラムのページ飛び、鍵がついていたものの、プロフィール欄に貼ってあったサイトに飛ぶと、カリンが夫と一緒に不妊治療のために寄付金を求めるサイトだった。

 子供がなかなかできないカリンからしたら、以前からプロチョイス(※)と公言しているジェシカの発言が気に食わなかったようで、今回このような批判的なコメントをしたのだった。
※:人口妊娠中絶の合法化を支持すること。女性が子供を産むか産まないかは、女性の選択に任せるべきだという考え方。

画像: この投稿にあるアンチコメントが

 2015年から子供が欲しいと妊活に励むも、なかなか子宝に恵まれない2人は、不妊治療を行うための費用5,000ドル(約55万円)を集めるために、募金サイトに投稿していたのだ。

 サイトに書かれたカリンと夫のこれまでの苦労を読んだジェシカは心を打たれ、なんと2,000ドル(約22万)を寄付。そしてカリンのコメントへの返信には、「そうね、何が正しいかは自分で決められるわ。私はプロチョイスだし、みんなが自分の決断をする権利があると信じてる。母になるためのあなたの旅について読ませてもらい、とても悲しくなったわ。あなたの夢が2018年にはかないますように! 愛をこめて」と書いたジェシカ。

 自分を批判する人がいても、そこに目くじらを立てるだけでもなく無視するわけでもなく、なぜ相手がこのような発言をしたのかを理解し、逆に救いの手を差し伸べたジェシカの対応には、多くの称賛の声が集まっている。

This article is a sponsored article by
''.