デミ・ロヴァートのコンサートで、過去のアルコール依存症時代の体験を涙ながらに語った。

「もう可愛いレベルじゃない」

 現地時間の3月15日に、アルコール依存症と薬物依存症から回復して6年の月日が経ったことをツイッターで報告した人気シンガーのデミ・ロヴァート(25)。

 そんなデミが、翌日16日に行われたコンサートで、ファンの前で当時の体験を涙ながらに激白し、依存症に苦しむ人々へ力強いメッセージを贈った。

 デミはステージで「昨日は私にとって特別な日でした」と語り、自身の過去を語り始めた。

画像: Demi Lovato News on Twitter twitter.com

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「6年前、私は朝9時からスプライトのペットボトルに入れたウォッカを飲んでいました。車の中で吐いてこう思ったの、『もう可愛いレベルじゃない、もう楽しくない、まるで父親のようだわ』と」

 2013年に他界したデミの父親は、デミと同じようにアルコール依存と薬物依存に苦しんでおり、それがきっかけで親子が疎遠になってしまった。

画像: 「もう可愛いレベルじゃない」

 そんな父親を反面教師に「だから変わろうと決めたの」と語ったデミ。

「なんで私が自分の過去をオープンに話すのか。その理由は、ここにいる誰かが助けを求めているかもしれないし、助けを求めても大丈夫だよってことを伝えたいから。メンタルヘルスは話すべきことだし、それに対して劣等感を抱くべきではない。多くの人に精神疾患や依存症を抱えていても大丈夫だってことを伝えましょう。みんなで呼びかけて関心を高めましょう。私は双極性障害を抱えているけど、だから何。自分でなんとかしています」

 デミの心打つスピーチに、ステージにいたDJキャレドやシンガーのケラーニも感動した様子で、会場ではファンからの大きな拍手が鳴り響いた。

 そしてデミは、「私の失敗を許してくれてありがとう。私の人生を救ってくれてありがとう。愛している」とファンに感謝の言葉を告げた。


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