シンガーのマライア・キャリーが長年の間「双極性障害」に悩んできたことを告白した。

 マライアは、米Peopleの最新号に掲載されたインタビューで「双極性障害」を抱えていることを初告白。「最近まで自分でも認めることができずに1人で悩んでいたの。いつか誰かにこのことをバラされてしまうのではないかと怖かった」と長年に渡り苦しんできたことを打ち明けた。

 「双極性障害(そうきょくせいしょうがい)」とは、躁(そう)状態と鬱(うつ)状態の病相を繰り返すことから、古い呼び名では「躁うつ病」と呼ばれる精神疾患。投薬などにより、一度回復しても再発の可能性が非常に高いことで知られており、一生涯つきあっていく必要のある病気だと言われている。

 自身の症状について、最初はひどい不眠症だと思っていたというマライア。夜、ベッドに横になってもなかなか寝付けず、「眠らなくては」と思うことが逆にストレスに。さらに「人々を落胆させたらどうしよう」という恐れから、尋常でないほど仕事にのめり込んでいたという。

画像: マライア・キャリー、双極性障害を告白「ずっとバレるのが怖かった」

 鬱の状態について「まったくエネルギーが湧いてこないの。すごく孤独を感じて悲しくなる。自分のキャリアのために必要なことが全然できていないんじゃないかって罪の意識さえ感じたこともあったわ」と表現しているマライアは、現在は、医師の指導のもと、薬を服用し躁鬱をコントロールしているという。

 じつは2001年に双極性障害との診断を受けていたというマライア。自分でもなかなか受け入れることができず、ずっと人に言えずにいた秘密を打ち明けることにした理由について「重すぎてついに抱えきれなくなったの。自主的に治療も受けているし、自分にとってポジティブな人だけと関わるようにしているわ。それに、今は、自分が大好きな音楽づくりにカムバックすることができたしね」と説明。「何事も適度なバランスを見つけることが大切よね」と話している。

※訂正:双極性障害の診断を受けた年を2011年と記載していましたが、正しくは2001年です。

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